県内企業と高校が採用情報の意見交換会開催
なかなか厳しい来春の高校生の就職戦線
7月5日、企業の採用計画を聞く高校の就職指導担当者と鹿児島県内企業との情報交換会が、県主催で鹿児島市で開催されました。参加企業54社に対し、高校側は81校249人が参加するという盛況ぶりだったようです。
この意見交換会は毎年、県が主催して開いており、積極的に採用計画や求める人材について意見を交わす場になっている。2009年度の県内の高校求人は、前年度比609人減の2292人。鹿児島労働局の今年5月時点の調査では、来春卒業予定者のうち2652人が県内就職を希望しているようだ。
県内就職を希望した高校生が、就職できずに県外へ、あるいは進学へと変更したケースも多かったと聞いている。なかなか厳しい状況だったようだ。県立出水工業高校の丸野教諭が「昨年の求人は一昨年の4割減だった」との発言にもその現実が伺える。
今年もおそらく製造業分野では、厳しい状況は変わらないと思われる。当協会の県外からの進出企業も、「仕事はよくて、リーマンショック以前の7割までしか復元できない。」と発言されている。ということは、県内での求人は、今年も増やせないということになる。
世界的な競争の時代に入り、日本のものづくりが岐路に立たされている状況が続いている中で、又、これまでのように販売は伸びない現実を踏まえ、いかに収益を確保できるように改善するか、将に新たな戦略が求められている時代であると言えるのではないでしょうか。
かごしま企業家交流協会
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