よかど!鹿児島

企業家交流協会のモノづくり、人づくり、地域づくりのための支援活動や鹿児島の魅力などについて情報提供していきます。

国内で工場閉鎖、海外で増産②/どうなる日本経済(63)

2010-07-23 06:56:31 | どうなる日本経済

日本産業の屋台骨と言われきた自動車

今後、どうなっていくのか?、日本自動車産業の「すり合わせ」は維持できるのか。

部品メーカーの国内空洞化は急激に進んでいるとのこと。

日産自体も国内生産の再編圧力にさらされているとのこと。老朽化が進む自前の国内工場や傘下の車両組み立てメーカー、日産車体の湘南工場など、国内の過剰生産能力の解消が経営課題として残されているようだ。

日本産業の「屋台骨」と言われてきた自動車が、その強さを支えてきたのは、やはり完成車だけでなく、あらゆる部品の開発・生産の中核拠点が日本国内に整備されていたことであり、いわゆる「すり合わせ」がいつでもできたこと。このことが、世界に向けて最先端の高品質の自動車生産の原点だったようです。

ところが、部品メーカーが今後、海外へのシフトを強めるようであれば、日本の自動車産業の高い技術力を、果たして維持できるのだろうか?この日本自動車産業の技術の原点とも言える国内での「すり合わせ」という方式での「メーカーと部品メーカー」の現地でのお互いの技術等の細かな調整作業が、より細かな技術連携が維持できなくなった場合は、日本自動車産業の大きな転機になるのではないだろうか。

今後、この自動車産業の動きがどうなるか、目を離せない状況であり、又注視すべき動きではないでしょうか。

かごしま企業家交流協会

http:// www.kagoshima-kigyouka.com/

 

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