奄美の黒糖もろみエキスから生まれた機能性化粧品“あま肌”
産業タイムズ社の編集長を案内して取材してきました。
南海に浮かぶ亜熱帯の島、奄美大島に、当協会の活動の一環で訪問しました。訪問の機会に、東京から奄美にぜひ取材に行きたいとかねてから頼まれていた「産業タイムズ社」の泉谷社長兼編集長の講演会と企業取材を計画しました。
講演の要旨は、昨日掲載しましたが、奄美大島で2社の企業も案内しました。その1社が、奈良県からの誘致企業であり、当協会の会員企業でもある「ラック産業」(奈良県:吉川社長)の子会社「アマミファツション研究所」でした。
http://www.luc-group.co.jp/index.html
同社は、メインの生産は、奄美の泥染めを利用した機能性繊維製品を一貫生産していますが、産学官での化粧品開発も行っている研究開発型の企業です。
同社の原所長兼主任研究員が、地域企業と、鹿児島大学との連携で、昨年、新たに地域の黒糖もろみエキスを使い化粧品を開発しました。主成分の黒糖もろみエキスは、島特産の黒糖焼酎の蒸留過程で生まれるもろみから抽出されるもので、サトウキビ由来のポリフェノールをたっぷり含み、強い抗酸化機能を持つているそうです。しっとり、もっちりした使用感で、無香料・アルコール無添加だが、どこかに黒糖の甘く柔らかな風味も感じられる化粧品です。
地域資源を大切にする島で、地域を思う研究員の心が生んだ「肌思いの品」です。鹿児島大学を中心にした産学官共同研究の成果でもあります。
今回、泉谷社長の取材に同行し、奄美という離島でも、地域資源にこだわり、思いを共有する方同士が連携して開発した「もろ肌」。ぜひ、全国のいろいろな女性の方々に利用していただきたいと思いました。
かごしま企業家交流協会
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