今日は、富山大和という富山に一つあるデパートへ行ってきました。
そこの5階で、日本版画会の会長の小暮真望先生の個展をやっていて、(10月12日(水)~18日(火))で、今日作家本人が来ていると案内状に書かれ
ていたので、行ってきました。(小暮真望で検索すると沢山の画像が出てきます)
15日~16日が日版会の審査の日で、日帰りかと思ったら、今夜1泊して明日の新幹線で東京に戻るそうです。14日も審査の前で作品を美術館
に入れなければならず、15日の審査の準備のため、上野の美術館へ行くらしいです。
ネットで検索(小暮真望)すれば、沢山の画像がでてきます。
小暮さんは、昭和23年生まれ、明治大学修士課を卒業して、本田技術研究所に勤務してたが、版画をやりたくて、自分で100枚を住宅1軒1軒廻って
売ってきて、100枚全部売れたら、会社を辞めて、“版画家”になると家族に頼み込んでいたらしい。
100枚売ったので、シルクスクリーン技法で、自然をテーマに作品を作り、版画技法の工学的な研究を継続するために、「セリグラフ美術研究所」を立ち
上げて、お姉さんや弟たちと他のスタッフたちと版画活動をしてる方です。
全国のデパートを廻って、個展を繰り返して毎年来られるが、そのたびに新作数点を挟んで持ってこられます。
シルクスクリーンだから、発色が良くて、会場に入ったら、美しい景色が飛び込んできます。
小暮先生のお姉さんって言う人も、話好きで、私が日版会の会員だとご存じで、いろいろ個人的なことも話されて気さくな方です。
でも今年70歳になったそうで、今年で退社すると・・・・また遊びに来ると言うっておられましたが、この後岩手県だったか・・・そのあとは四国へ行く
・・・・ずーっと日程(小暮真望版画展)が決まってるそうです。
小暮先生が、わたしに
「今年、作品が違ったね」とおしゃった・・・・・どうして知ってるのだろう???と思って聞いてみた。
審査は15日なのに、どうしてわかるの?って聞くと、
「搬入の時に、額から出して、裏の作品の題名と名前を確認して、紙を張り付ける仕事をやるのです、その時、気になる人の作品を見るのですよ。いつも
と違う作品だった。・・・・あの山はどこの山ですか?」と
「鍬埼山です」というと
「ああ~~~そういう名前だったな。富山から近いのですか?」と聞かれて
「言え、・・・・高台にあがると立山連峰が一望できるところがあって、真正面に鍬埼山が見えるのです」というと・・・
「富山の人はいいねえ~他にも剣岳を版画にしてる方がいらしたね・・・・・」って。
(見たんだ~~~~~~~~~)
で、心配なことが一つあって聞いてみた。
「生徒さんで、今年初めて出品したのですが、額のガラスをアクリルに変えなければならないのに、言うのを忘れてそのまま出品したかもしれないのです
が、そういうのは、落選になるのですか?」と・・・
「そんなことはしません。本人に電話して、高くつくが、こっち(事務局)でアクリルに取り換えてもいいかと確認の電話を入れます。」と・・・・
ほっとしました。
今まで、ハガキぐらいの作品しか制作してなかった人が、大きくして頑張って、何枚も何枚も摺り直して出品した作品だから・・・・なんとか、入選してほしい
です。
小暮先生は、
「あすなろ先生は、個展はなさらないのですか?」と聞かれたので
「来年の3月と4月に頼まれていて、私の個展と教室の生徒さんの作品を飾ろうと思っています。」というと
「いいですねえ・・・・・案内状を送ってください、見に来ます。」とおしゃるので
「遠方からわざわざ見に来てもらうような作品じゃあ無いので・・・・・・」と・・・・・・。
会場では、ビデオテープが流れており、小暮先生とスタップの方が先生の版画制作のお手伝いしてる画像や先生がスケッチしている画像が
繰り返し、繰り返し流れていました。