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戦争と女性の人権博物館」記念集会に本売り、そして驚きの書籍行商おじさん!

2012年06月11日 | 編集・営業ふらふら雑記

 昨日は午前中遅めに出勤して午後からの集会販売の準備。さてどれくらいの人が集まり、どれくらい売れるだろうかと思いをめぐらせながら、まあこれぐらいはいけるでしょうという感じで袋に詰めていく。一応片手で持てる大きさにしておく。

 大阪駅から阪急梅田駅方面は休日の人出が多い。その中をくぐりぬけて武庫之荘駅へ。初めて降りる駅に戸惑いながら、歩いてちょっとの尼崎女性センターへ向かう。3階ホールで暫し待ったあと声をかけられて物販コーナーへ向かう。同業の人らしいおじさんの隣で机を分けわけして販売準備。どんな本を売られいるのかと見ようとしたら、おじさんのセールストーク攻勢が始まった。こちらに口を挟む隙を与えない話を聞いていると、このおじさんんがなかなかユニークな人であることがわかった。

 おじさんは高野雅夫さんという方で、今日は4点の本を持って来られていた。実はご自身の生い立ちがたいへん凄まじいのだが、その過程で東京都荒川区の夜間中学に学んだ経験をお持ちの人だ。高野さんの本はすべて自費出版だが、流通対策上一応出版社から出して書店注文にも応じているがほとんどが手売りというのがすごい。今日のようにあちこちの集会へ出かけて行き、本の販売で全国を行商している。それで何度も重版を繰り返しながら、ある本などは1万部以上も売れているとも。

 さて集会のほうは5月に韓国にオープンした「戦争と女性の人権博物館」記念集会として、前日の東京に続く開催で、韓国挺身隊問題対策協議会の尹美香さんが博物館の設立意義やオープン後の様子などを映像を流しながら話された。住宅地に違和感なく建設された博物館は緑に囲まれた癒しの空間といった印象で、「壁」が大きなモチーフになってるように感じた。すでに韓国内の若者たちや海外からもたくさんの人たちが学びにきているようで、ぜひ機会があれば訪れてみたいと思う。博物館のオープンは「慰安婦」問題への解決に向けて大きな力となることは間違いなく、運動が新たな段階へと進みつつある印象を持った。

 さて本のほうは持参した43%が販売。うーん、返品率57%。まあ、こんなもんですかね。高野さんのほうは今日はあまり売れないと思われていたようで、持参した内の2点は完売だった!よかったですね。これから2カ月間は大阪市内に宿を取り、関西各地の集会で販売するのだそうだ。いやあ~、、すごいパワーだ。またいつかの再会をと握手をして別れたのだった。

 

コメント (2)
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