月刊 きのこ人

【ゲッカン・キノコビト】キノコ栽培しながらキノコ撮影を趣味とする、きのこ人のキノコな日常

かたくり

2015-05-03 23:26:51 | 植物
「春の妖精」として名高いカタクリ。美しい花を愛でる人も多い。
発芽から開花するまでに8年ほど要するらしい。気の長いこった。昔は根から片栗粉をとったというが、集めるのにいったいどれだけ根気がいるんだか。
種をアリに散布させるという裏ワザを持っている。


ヒメエンゴサク。ヤマエンゴサクの変種。ジロボウエンゴサクと似ているが、球根(塊茎)から一本しか茎を出さない。ちなみに、ヤマエンゴサクは三重では珍しいようだ。これもアリに種子を運ばせることができる。


ツルシキミ。ミヤマシキミの1品種(品種と亜種と変種とややこしいので何とかしてほしい)。「シキミ」の名前がついているが、シキミとは縁が遠い。積雪に適応して横に這うように広がる。有毒という点はシキミと共通。


イワヒメワラビ。シダ植物。ワラビと名前についているが食えない。シカが食べ残すのでかなり増えているらしい。群落を作ってわさわさと生い茂る。
コメント (2)
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