月刊 きのこ人

【ゲッカン・キノコビト】キノコ栽培しながらキノコ撮影を趣味とする、きのこ人のキノコな日常

かんぞうたけ

2015-05-15 19:20:20 | キノコ
5月といえばカンゾウタケ! 

今年はハルシメジが乾燥でからっきしだったが、カンゾウタケはやってくれるに違いない!
ということで探索に出かけた。

さいわい、三重ではシイの大木にことかかない。その根元を探せば、赤いキノコは遠目にも目立つのですぐに見つかるのだ!

さてカンゾウタケ、見つけるだけならたやすいのだが、写真を撮るのはかなり手ごわい。その理由は
①常緑樹であるシイの足もとは暗くてカメラが手ブレを起こす
②木のくぼみに生えるのでアングルがとれない
③立体的に写すのが難しい

などなど。

しかしここは気合と根性でカバーだ!

ちなみに今年のカンゾウタケは、やや干からび気味ながら、なかなかの豊作^^


若いカンゾウタケは冗談のように赤い

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おにたびらこ

2015-05-14 23:11:14 | 植物
ついこの間まで咲き乱れていた野の花が、もうずいぶん減ってきた。緑の季節なんだなぁ。

コウゾリナ、ニガナ、ノゲシ、ジシバリ、オニタビラコ……このへんのキクの仲間はしぶとく粘っている。
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ほこりたけの仲間

2015-05-13 23:24:22 | キノコ
ホコリタケを拡大して見てみるとけっこうおもしろい。


ちなみにこれノーマルホコリタケなんだろうか?やけに黒いし、やけにデカい。
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かのつのたけ

2015-05-12 22:18:57 | キノコ
行きつけの神社。

そんなに広くない境内だが、ここでは他とは違う菌類が観察できる。きっと昔から守られてきた鎮守の森なのだろう。特に木材を分解する腐生菌の種類がとても豊かで、観察していても飽きない。

この日もキノコないかなぁ、と探していたら、地味なキノコが目の前に生えているのに気付いた。

クロサイワイタケ、別名カノツノタケ。鹿の角に似ているからこの名がある。どうやらカノツノタケの方がピンとくるのでこちらの方が通りがいいらしい。でもこれはあんまり鹿の角ってかんじじゃないね。

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くるまむぐら

2015-05-11 23:50:45 | 植物
花は極小!!

最近そんなんばっか撮ってるな。手持ち撮影もほぼ限界(^_^;)

6枚並ぶ葉っぱが印象的。
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動物のフンに生えるチャワンタケ

2015-05-10 23:57:50 | キノコ
ちょっと古くなったシカ?のフンに極小キノコを見つけた。直径は1ミリくらいだから本当に小さい。フンなんていつも無視してるけど、ちゃんと観察すればいろいろ生えてるんだろうなぁ。
ちなみにキノコが発生するのは草食動物のフンだけだそうな。肉食動物のフンはアンモニアがきつすぎるらしい。


キノコには立派な毛がたくさん生えている。肉眼では種類を調べるなんてムリ。ラシオボルス属(Lasiobolus )の何かっぽい。
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ほうらいたけの仲間

2015-05-09 23:50:49 | キノコ
ホウライタケか何かの出始めのキノコ。極小!

雨に包まれて、鏡のように森を写していた。

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まめざやたけ

2015-05-08 20:05:44 | キノコ
朽ちた木の残骸に、なんかコナコナの怪しい物体を発見!

形はマメザヤタケにそっくり。でもあれはキノコも胞子もまっ黒じゃなかったっけ・・・?

調べてみたら、マメザヤタケは若い時に「分生子」という胞子の一種を作って放出するそうだ。これは普通の胞子とは違って、分身を作るタネみたいなヤツらしい。


ちょっと専門的な話だけど、マメザヤタケのような子嚢菌(しのうきん)の仲間には、胞子とは別に、こういう「分生子」を飛ばす増え方をすることがあるらしい。中には分生子を飛ばす時と普通の胞子を飛ばすときの姿が全く違う場合もあって、かなりややこしい。別の種類と認識されてた2種類のキノコが実は同じ種類だったりとかも……


これは去年見かけたコブリマメザヤタケとおぼしきキノコ。コブリマメザヤタケも胞子を飛ばすときはマメザヤタケによく似たキノコを作るのに、分生子を飛ばすときはこの写真のように、似ても似つかん姿をしている。

専門的にはこれを「不完全世代」と呼ぶそうだ。しかしまどろっこしいことを……それともこんなワザを使わんと生き残れんような厳しい時代が過去にあったんだろうか。
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うらしまそう

2015-05-07 23:49:32 | 植物
マムシグサの仲間。

釣り糸を垂れている姿に見立てて浦島太郎になぞらえたネーミングはお見事。
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きつねのわん

2015-05-06 23:54:08 | キノコ
キツネノワン。キツネノヤリタケとのデュエットで。これが撮りたかったのよね。

チャワンタケの仲間が属する子嚢菌(しのうきん)の仲間は、いわゆるキノコ型のキノコを作る担子菌の仲間よりも古いグループで、そのキノコは大半が小さくて地味(キノコを作らないものも多い)だけど、実にさまざまな方法で生活しているおもしろいグループだ。アミガサタケやトリュフ、冬虫夏草や地衣類も子嚢菌。形もさまざま。

キツネノワン&ヤリのように寄生的に生きるキノコも、自分が思うより、もっとずっと多いのかもしれない。
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きつねのやりたけ

2015-05-05 22:40:24 | キノコ
なかなか見つけられないでいたキツネノワン&キツネノヤリタケ!

五月ごろ、クワの木の下に生えると聞いていて何度か探しもしたのだが、このあたりでクワの木があまり多くないせいもあって見つけられないでいた。よくよく調べると、このキノコはクワの病原菌として働き、この菌に感染したクワの実は、黒く熟する前に白くなって落ちてしまうという。

……ん?ちょっと待てよ?二年前にクワの実を集めに行った(クワの実のジャムが好きなのだ)時に、白い実ばかりがついていて「ここのクワ、不発弾ばっかじゃん!」といって嘆かせた場所があったよな?あれがもしかして……

ということで探しに行ってみた。

そこは河原。鳥がタネを運んで来たのか、たくさんのクワが点在している。ちょっとヤブになってるから微妙か……?

とにかく土手を下りて、クワの木の下の生い茂った雑草をかきわけてみた。あっ!すぐにチャワン状のキノコが目に入った。キツネノワンだ!そこにも、ここにも、足もとにも!そしてもう少し目を凝らすと、棒状のキノコも生えている。これがキツネノヤリタケ!これもそこらじゅうに生えている。
うわー、あるわあるわ、うじゃうじゃ

二つは違う種類のキノコなのに、クワの木の下で、ほぼ同じ時期にキノコを作る。クワの花が咲くタイミングに合わせて放出された胞子がうまく花にとりつくと、病気にかかってその実が白くなって落ち、翌年キノコを生やす菌核になる、という仕掛け。

それにしてもまったく別の二つの種類が同じような生態を持ってるとはおもしろい。しかもこれだけあからさまに病原菌ということが目で確認できるキノコってのも(冬虫夏草をのぞけば)珍しいかもしれない。

これでキノコ閑散期の楽しみが一つ増えた(^_^)

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ふくじゅそう

2015-05-04 21:22:13 | 植物
フクジュソウ。いちはやく春を告げる花として有名で、園芸植物としても親しまれている。さすがにほとんどが散っていたが、まだかろうじて花が残っていた。
ニリンソウやセツブンソウと同じキンポウゲ科に属する。キンポウゲ科は花の美しい種類が多い。また、ヤマトリカブトに代表されるように、有毒植物が多いのも特徴。ちなみにフクジュソウも有毒。


バイケイソウ。大きな葉を持つ大型の植物。新緑の葉が美しい。
毒を持ち、シカが敬遠するために山頂付近では大群落を作っていた。現在の山の植物相は、シカ次第と言ってよい。10年前、山頂付近に広がっていた背丈ほどの笹原は、今や完全に消失してしまった。


オオキイロマルノミハムシ。ニリンソウの葉の上で見つけた。食草はボタンヅルやセンニンソウ、とのこと。これらもキンポウゲ科だから、ニリンソウの上にいてもおかしくない、のか?


キバノアマナ。北方性の植物。小さくて地味で、花を見つけるのはなかなか難しい。


ヒトリシズカ。優雅で上品な名前をさずかった清楚な花。山野草として園芸でも親しまれる。
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かたくり

2015-05-03 23:26:51 | 植物
「春の妖精」として名高いカタクリ。美しい花を愛でる人も多い。
発芽から開花するまでに8年ほど要するらしい。気の長いこった。昔は根から片栗粉をとったというが、集めるのにいったいどれだけ根気がいるんだか。
種をアリに散布させるという裏ワザを持っている。


ヒメエンゴサク。ヤマエンゴサクの変種。ジロボウエンゴサクと似ているが、球根(塊茎)から一本しか茎を出さない。ちなみに、ヤマエンゴサクは三重では珍しいようだ。これもアリに種子を運ばせることができる。


ツルシキミ。ミヤマシキミの1品種(品種と亜種と変種とややこしいので何とかしてほしい)。「シキミ」の名前がついているが、シキミとは縁が遠い。積雪に適応して横に這うように広がる。有毒という点はシキミと共通。


イワヒメワラビ。シダ植物。ワラビと名前についているが食えない。シカが食べ残すのでかなり増えているらしい。群落を作ってわさわさと生い茂る。
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うすべににりんそう

2015-05-02 21:27:20 | 植物
備忘もかねて、山の植物特集。

ウスベニニリンソウ。ニリンソウの一品種。普通のニリンソウは花びら(正確にはガクだそうだ)が白いが、こちらは部分的に桃色がかっている。小柄でとてもかわいらしい。


つぼみも可憐なピンク色をしている。葉は山菜として食べられるそうだが、トリカブト類にそっくりなので手を出さない方が無難。ここではその2種が完全に混ざって生えてた。


キクザキイチゲ。キンポウゲ科イチリンソウ属で、ニリンソウとはきわめて近い間柄。アネモネタマチャワンタケはイチリンソウ属の植物の根元に生えるそうな。


ヒカゲノカズラ。地面に這いつくばるようにして広がっているシダのなかま。山道でよく見かける。古い特徴を残していて、恐竜よりはるか古い時代の植物の生き残りとも言われる。


マンネンスギ。ヒカゲノカズラの近縁種。スギの葉っぱを地面に立てたような形。


トウゲシバ。おなじくヒカゲノカズラの近縁。デカいスギゴケのようにも見えるし、普通の草のようにも見える。



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きのこの山

2015-05-01 20:35:59 | キノコ
そっくり!!
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