頑張って仕上げた記事が<投稿>をクリックした途端消え去ったというご経験はありませんか?
わたくしは今だに手探りで、この苦い経験も何度か体験しました。
費やした時間の無駄、能力の無さに打ちひしがれることの悲しさは結構大きいものがあります。
もうやめたいなぁと思うこともあります。
そんな時、思い直させてくれるのが、わたくしの場合、以外と身近な人だったりするのです。
ビュン ビュン
裏庭で今日も異様な音が聞こえています。
夫がするバットスイングの音です。
ながらく投手で頑張ったこの鉄さび色の右腕は地元の草野球では少し有名でした。
とは言っても投手の野球生命は短く、見切りをつけて今はバッターに転向しています。
「打てない 打てない」が口癖で、「僕には人の二倍の努力が必要なんだ」 が信条のようです。
バットスイングは基本中の基本ということで、日に何度も上記の異常音が聞かれます。
ウォーキングには軽めながらもアレイを持ち、バッティングセンターにも度々足を運びます。
彼が10歳のときから野球に向かう目標はただ一つ、「ヒーローになりたい」 このことにあったように思います。
「もういいじゃありませんか。投手でそれなりのヒーローだった時もあるのですから」
「ダメだ!僕は今は打撃で頑張りたいんだ」
~∴~
「イチロー選手をごらん。彼は夏から調子を上げて来るタイプなのに、今年は悪いんだ・・・僕はね、彼だけには世界が抜けない記録を作らせてやりたいんだ」
<エッ いつの間にコーチに?>
「彼はね、色んなことを犠牲にして頑張っているんだ。僕はね、色んなことを犠牲にしなかったからダメなんだ」
<エッ 私、結構犠牲になっているんですけど>
そこは口にせず、静かに聞いておりました。
月とスッポン・ちょうちんに釣鐘・鯨と鰯。ほかにまだあったような気がしますが、同じものに向かう姿勢には共鳴するところがあるのでしょうね。
わたくしも昨夜、冒頭の投稿にまたもや失敗して、ヤケになっていましたが、もう一度チャレンジしょうと思い直しました。
草野球選手の妻をもう長くやって来て、さほどのメリットも感じていませんでしたが、頑張る人の姿勢は、少なからずわたくしに影響を与えていたのかも知れません。
~∴~
よぉ~し! 亭主の夢に乗ってみようか。
私だってヒーローになって泣く夫を一度見てみたいじゃないですか。
それが辿り着いた女房のささやかな夢だったりして・・・ネェ。
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