午前5時半、夫が私の部屋に現われて、ヒーターのスイッチを入れます。
「絶対に起きない」わたくしは死んだ振りをします。
嘘を知っているので覗き込もうともしません。
ザァザァ、ガラガラ身支度の音が聞こえます。
「もうッ しかたないわね」寝とぼけたまま夫の後を付いて行きます。
16年。朝のウォーキングの我が家の風景です。
「5年後の貯金をしているのだからね」こう言われてもピンとこない。減っていく貯金ばかりが気になります。
いつもの神社で、頭を下げて帰ります。
「どうぞお金持ちにして下さい」神様は心得違いのお願いにはいつも冷たい。
顔を出す太陽、流れる川、佇む鳥、出勤の車から、友人・知人が会釈をされる。
そんな風情の中、私達の朝が明けて行きます。
そして・・・春も。
ブログ友のかれん桜さんが、季節に向けて庭作りの夢を語られています。
真面目な方ですので、きっと素晴しいものを見せて下さると思います。
楽しみが増えました。
我が家に生まれ出た小さきものを探して見ました。
ありますね。
期待感で胸が膨らみます。
“5年後の貯金”夫の言葉を呪文にして、私は明日も起き出そう。
新鮮な命に出会える喜びを、神様のまたとないご褒美と信じよう。
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