

先日友人から電話があり、何やら商品名を聞いていました。
持ち帰ったのが、今は私も珍しい「菜切り包丁」でした。
どのような使い道をされるのか不明ですが、今夕これを取りに見えます。
問屋商品なのでシンプルに見えますが、ここに登録名を刻印し、柄に焼印、もしくはレッテルを貼り、グレードが上がった所で、美箱に入り販売されます。
皆さんが高級品として、デパート等で購入される訳ですね(笑)
特別に完成商品の上に、個人名を“銘切り”する事もあります。
オプションですが、贈り物に大変喜ばれます。
お友達(笑)のeyawlkさんの言われる「マイ包丁」です。
この銘切りの出来る職人さんが、市内でも数少ないとお聞きしています。
家庭では今は先のとがった三徳包丁が一般的ですね。
魚も肉もさばける優れ物です。
いくら名刀銘品であろうとも、刃物は砥ぎが命と言われています。
道具の手入れの泣かせ所です。
三木城を攻め落とした秀吉が、この地に金物の製造を根付かせたと風土記にありますが、丘に登れば瓦が火の粉で赤くなった屋根がたくさんありました。
今は産業形態が変わり、赤い屋根を見ることも少なくなりました。
しかし金物は三木市の誇りです。
来年のNHK大河「官兵衛」で、少し紹介されるかも知れませんね。
三木城攻めの軍師、盟友「竹中半兵衛」の眠る墓と、当城の名君「別所長治公」の墓所が向き合うように、
430年の時を交錯させながら静かに点在します。


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