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コジキジゲン

ボヘミアン狂詩曲・・・ガリレオ・加利列窩・加里労

2019-03-05 21:56:40 | 古事記字源

 圥=十+一+儿・・・先=ノ+圥=𠂉+丨+一+儿
  =十+兀          =𠂉+丄+儿
   きのこ=茸・菌・キノ子・鬼の子
         ロク(陸+六)
  「菌圥( キンロク)」
  「田などの地面に生えるキノコ(茸)の類」
 異体字「𠒶・𡴆=屮+六=屮+亠+八」
 ↓↑ ↓↑
 「圥・坴・鼀・𡐑・𢌻」・・・坴=盛り土・丘
 「凌・陵・㥄・淕・掕・陸・菱・崚・棱・逵
  稜・祾・睖・稑・睦・碐・勢・䔖・綾・蓺
  蔆・槷・暬・輘・熱・摰・薐・錴・褹・錂
  褻・藝・鯥・鯪・囈・驇・襼・讛・圥・淩
  㱥・䗀・裬・踜・坴・庱・龳・蓤・䬋・倰
  夌・鵱・㙯・燅・䈊・䞇・埶・㓐・槸・㰊
  䕭・䮚・踛・勎・婈・鼀・㛬・爇・䉄・绫
  䡜・堎・鲮・㖫」
 ↓↑ ↓↑
 襼=ゲイ
   衣服の袖(そで)・袂(たもと)
 襼=衤(衣)+藝
 襼=衤(衣)+蓺+云
 襼=衤(衣)+蓺+二+厶
 襼=衤(衣)+艹+埶+云
 襼=衤(衣)+艹+圥+土+丸+云
         丸=乙+乂
         丸=乚+乂
         丸=乁+乂
         丸=九+丶
 襼=衤(衣)+蓺+一+一+厶
 襼=衤(衣)+艹+埶+二+厶
 襼=衤(衣)+艹+坴+丸+二+厶
 襼=衤(衣)+艹+坴+九+丶+云
 襼=衤(衣)+艹+圥+土+丸+云
 襼=衤(衣)+艹+埶+一+一+厶
 襼=衤(衣)+艹+坴+九+丶+二+厶
 襼=衤(衣)+艹+圥+土+九+丶+云
 襼=衤(衣)+艹+圥+土+丸+二+厶
 襼=衤(衣)+艹+坴+丸+一+一+厶
 襼=衤(衣)+艹+土+儿+土+丸+云
 襼=衤(衣)+艹+圥+土+丸+一+一+厶
 襼=衤(衣)+艹+土+儿+土+丸+二+厶
 襼=衤(衣)+艹+土+儿+土+九+丶+云
 襼=衤(衣)+艹+圥+土+九+丶+二+厶
 襼=衤(衣)+艹+坴+九+丶+一+一+厶
 襼=衤(衣)+艹+圥+土+九+丶+一+一+厶
 襼=衤(衣)+艹+土+儿+土+丸+一+一+厶
 襼=衤(衣)+艹+土+儿+土+九+丶+二+厶
 襼=衤(衣)+艹+土+儿+土+九+丶+一+一+厶
ーーーーー
 有る=ある・存在する
    有益・有事
    もつ・持っている・備えている
    国有・所有
    また・さらに
    十有余年
    共有(キョウユウ)・希有(ケウ)・公有(コウユウ)
    固有(コユウ)・私有(シユウ)・特有(トクユウ)
    万有(バンユウ)=萬有・・・萬有引力
 ↓↑ ↓↑
    万有引力(universal・gravitation)
    万有引力の法則(law・of・universal・gravitation)
    萬有引力・・・牛頓(万有引力・ニュートン)
    「地上において質点(物体)が
     地球に引き寄せられるだけではなく
     宇宙においてはどこでも
     全ての質点(物体)は
     互いに
     gravitation(引き寄せる作用、引力、重力)
     を及ぼしあっている」
    とする考え方、概念、法則・・・
    「Queen - Bohemian Rhapsody 」・・・引力ですか・・・
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    ガリレオ・ガリレイ(Galileo・Galilei)・・・
    ガリレオ=伽利略・・・
    ・・・・・仮理例吝?
         ・・・吝=文+口=亠+乂+口
            通仮字「憐・遴」
            異体字「𠫤・𠯛・𠯌・㖁・𠳈・𠳺 
                𠲲・𠳻・𠴽・恡・悋・𢙵」
            繁体字「恡」
    ガリレオ=加利列窩・加里労
    ・・・「地動説」でも、「天動説」でも無いのに・・・
    ・・・「宇動説・宙動説」・・・「物動説」・・・
    ・・・「質点=物質」の「変化=動き=変動」・・・
    モノの位置と形態、形象の全宇宙的相互関係の変化・・・
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    ユリウス暦1564年2月15日~1642年1月8日
   (甲子(壬 癸)印綬・正官      ⇔辛巳)
   (丙寅(己丙甲)劫財・印綬      ⇔辛丑)
    丁未(丁乙己)   比肩・偏印・食神⇔己未
     寅卯=空亡
    ユリウス暦1582年10月5日=グレゴリオ暦10月15日
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    ガリレオの父
    ヴィンチェンツォ・ガリレイ・(Vincenzo・Galilei)・
    母は
    ジュリア・アンマンナーティ・(Giulia・Ammannati)
    として
    トスカーナ大公国領ピサで誕生
    父は1520年
    フィレンツェ・・・フィレンツェ(イタリア語 Firenze)
             花の女神フローラ(Flōra)の町
             花=はな=華・鼻・洟・端
               塙 中華判=支那版
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          ・・・塙保己一・・・花木穂位置
             塙 保己一(はなわ ほきいち)
             延享3年5月5日(1746年6月23日) 
              ~
             文政4年9月12日( 1821年10月7日)
             国学者
             幼名は丙寅にちなみ「寅之助(とらのすけ)」
             失明後に辰之助(たつのすけ)
             一時期、多聞房(たもんぼう)とも
             千弥(せんや)、保木野一(ほきのいち)
             保己一(ほきいち)と改名
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             塙 忠宝(はなわ ただとみ)
             文化4年12月4日(1808年1月1日)
              ~
             文久2年12月22日(1863年2月10日)
             国学者
             塙保己一の四男
             母は岡田イヨ
             通称は次郎
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             文久2年(1862年)
             幕府老中安藤信正の命で
             前田夏蔭と共に
             寛永以前の幕府による
             外国人待遇の式典について調査
             これが
            「廃帝の典故」について調査し
             孝明帝を廃位させるために
             調査しているとされ
             勤皇浪士達であった
             伊藤博文・・・伊藤博文
                 初代・第5代・第7代・第10代
                 内閣総理大臣
                 初代枢密院議長、初代貴族院議長
                 初代韓国統監、元老を歴任
             山尾庸三
             たちに
             12月21日
             幕臣
             中坊陽之助邸(駿河台)で開かれた
             和歌の会から帰宅し、
             自宅
             兼
             和学講談所の前で
             加藤甲次郎と共に
             襲撃され、翌日12月22日死去
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             ハナはだシイ・・・
             フロレンティア (Florentia)
             英  語 Florence(フローレンス)
             西班牙語 Florencia(フロレンスィア)
             独逸 語 Florenz(フロレンツ)
             仏蘭西語 Florence(フロランス)
 ↓↑   ↓↑       阿蘭陀語 Florence(フロランス)
    生まれの
    音楽家で
    呉服商・・・語伏請(復唱・復誦・葺く匠)
    も営んでいた
    母はペーシャ生まれ
    トスカーナ大公国領ピサで
    長男のガリレオが生まれた
    ガリレオには弟4人、妹2人
    弟のひとり
    ミケランジェロ・ガリレイ(1575年~1631年)
    音楽家でリュート奏者、作曲家
    父ヴィンチェンツォは
    音響学の研究で
    数的な記述・分析を重視する手法を用いた
 ↓↑   ↓↑
     第1回裁判の直後
     1616年
     ローマ教皇庁は
     コペルニクスの
     地動説を禁ずる布告を出し
     コペルニクスの
     『天球の回転について』は
     一時閲覧禁止の措置がとられた
     ↓↑ 
     著書は、単に数学的な仮説という但し書き
     天体の動は形而上学の領域で
     仮設的手段で
     教会教理の批判ではない、と
     教皇庁から閲覧が再許可された
     ↓↑
     第2回の裁判
     1630年
     地動説の解説書
     『天文対話』を執筆
     天動説と地動説の両方を仮説とし
     両説を信じる2人と中立者の計3人の対話
     という形を取って書いた
     地動説を紹介しても
     その説に全面的に賛同すると
     書かなければ問題はないと考えて
     出版許可をとり
     ローマ教皇庁も
     修正を加えることを条件に出版許可を与え
     1632年2月22日
     フィレンツェで印刷、発行
     ↓↑
     1633年
     ガリレオは再度
     ローマ教皇庁の検邪聖省に出頭命令
     1616年に有罪判決を受け
     二度と地動説を唱えないとした誓約違反
     『天文対話』を発刊した
     書の表紙に
     3頭のイルカ(海豚)が印刷
     それが教皇に手下がいるという意味だと
     ねじ曲げた解釈をする者がローマにおり
     問題とされた
     3頭のイルカは
     フィレンツェの出版業者のマークで
     他の書籍にも印刷されてい
     問題にはならなかった・・・
     ↓↑
     裁判で
     ベラルミーノ枢機卿が記した
    「ガリレオは第1回の裁判で
     地動説の放棄を誓っていないし
     悔い改めが強要されたこともない」
     という証明書を提出し反論
     検邪聖省は
     ガリレオを有罪とする裁判記録を持ち出し再反論
     この裁判記録には裁判官の署名がなく
     これは検邪聖省自らが定めた
     規則に沿わなかったが
     裁判では有罪の裁判記録を有効とし
     ガリレオの所持していた証明書は無効とされた
     第1回の裁判の担当判事
     ベラルミーノは1621年に死去し
     無効の根拠を覆すことはできず
     ガリレオは有罪となった
     ↓↑   
     1616年
     裁判にも参加し、ガリレオの親友の
     バルベリーニ枢機卿
    ・(Maffeo・Vincenzo・Barberini)
     がローマ教皇
     ウルバヌス8世となっていた
     が、ガリレオを保護しなかった
     『天文対話』に登場する
     シンプリチオ(頭の単純な人)は
     教皇本人だと吹き込んだ者がおり
     激怒した教皇が裁判を命じた・・・
     ↓↑   
     1633年
     裁判の担当判事は10名
     有罪の判決文には7名の署名
     残りの3名のうち1名は
     ウルバヌス8世の親族
     1名は裁判に批判的な判事だった
     判決文に7名の署名しかなくても
     有罪の判決は有効だった
     有罪が告げられ
     ガリレオは
     地球が動くという説を放棄する旨の
     異端誓絶文を読み上げた・・・
     そして
     つぶやいた
    “E・pur・si・muove(それでも地球は動く)・・・
     ジシン
     保有(ホユウ)・・・有為転変・・・
 ↓↑  ↓↑
 有為転変(ウイテンペン)
 有縁(ウエン)
 有卦(ウケ)
 有財餓鬼(ウザイガキ)
 有情(ウジョウ)
 有心(ウシン)
 有相無相(ウソウムソウ)
 有象無象(ウゾウムゾウ)
 有待(ウダイ)
 有頂天外(ウチョウテンガイ)
 有徳銭(ウトクセン)
 有髪(ウハツ)
 有無相生(ウムソウセイ)
 有耶無耶(ウヤムヤ)
 有漏(ウロ)
 有為(ユウイ)
 有意(ユウイ)
 有益(ユウエキ)
 有害(ユウガイ)
 有閑(ユウカン)
 有期(ユウキ)
 有機(ユウキ)
 有給(ユウキュウ)
 有形(ユウケイ)
 有限(ユウゲン)
 有言実行(ユウゲンジッコウ)
 有権者(ユウケンシャ)
 有効(ユウコウ)
 有口無行(ユウコウムコウ)
 有厚無厚(ユウコウムコウ)
 有産(ユウサン)
 有司(ユウシ)
 有史(ユウシ)
 有志(ユウシ)
 有事(ユウジ)
 有識(ユウシキ)
 有刺鉄線(ユウシテッセン)
 有終の美(ユウシュウのビ)
 有償(ユウショウ)
 有情(ユウジョウ)
 有色(ユウショク)
 有数(ユウスウ)
 有税(ユウゼイ)
 有職(ユウソク)
 有職故実(ユウソクコジツ)
 有袋類(ユウタイルイ)
 有知無知三十里(ユウチムチサンジュウリ)
 有能(ユウノウ)
 有半(ユウハン)
 有望(ユウボウ)
 有名無実(ユウメイムジツ)
 有余(ユウヨ)
 有用(ユウヨウ)
 有利(ユウリ)
 有理(ユウリ)
 有料(ユウリョウ)
 有力(ユウリョク)
 ↓↑
 有・侑・肴・郁・囿・陏・宥・迶・栯
 淆・痏・随・蛕・堕・賄・酭・銪・戫
 餚・鮪・䳑・髄・㦽・喐・䆜・䵋・珛
 誵・㤢・倄・㮋・崤・䨖・洧・郩・鲔
 㬼・姷・䒴・椭・贿・铕・㤫・哊・䀁
 烠・詴・龓・㮁・峟・䞥・殽・絠
 ↓↑
 有無のヨミ
 有=たら・たり・たる・たれ
   あら・あり・ある・あれ
 ↓↑
 万葉集・・・万葉仮名(萬葉假名・正仮名遣・まんえふがな)
  高 松 之
 (たかまつの)
  此 峯 迫 爾
 (このみねもせに)
  笠 立 而
 (かさたてて)
  盈 盛  有
 (みちさかりたる)・・・「有=たる・ある」
  秋  香乃吉者
 (あきのかのよさ)
 ↓↑
 藤原宮
 御宇天皇代
 高天原廣野姫天皇
 元年丁亥十一年・・・丁(ヒのオト)の亥(い・ガイ)の十一年
 譲位
 軽太子・・・珂瑠太子=文武天皇
 尊号曰
 太上天皇・・・持統天皇=鸕野讃良
        持統天皇・・・在位期間
               690年2月14日~697年8月22日
        645年(大化元年)
        ~
         703年1月13日(大宝二年十二月二十二日
                タイホウ・2/12/22)
        天武天皇の皇后・第四十一代天皇
        外交では前代から引き続き
        新羅と通交
        唐とは公的な関係を持たなかった
        新羅に対しては対等の関係を認めず
        朝貢するという関係を強いた
        新羅は唐との対抗関係から朝貢
        日本からは新羅に学問僧など留学生が派遣・・・?
 天皇御製歌
  春 過 而・・・過=咼+辶= 辶+冎+口
 (はるすぎて)    すぎる・すごす・あやまつ
            あやまち・よぎる・とが(咎・罪)
            過誤・過失・大過・罪過・百代過客
            文過飾非=過ちに文し非を飾る
          金春秋=武烈王(602年?~ 661年)・・・?過ち
          新羅の第29代の王(在位654年~661年)
                    660年百済滅亡
                    663年白村江の海戦 
          姓は金、諱は春秋
          養父は
          第25代真智王の子の
          伊飡(2等官)の
          金龍春(後に文興葛文王と追封)・・・?
          実父は
          金龍樹(金龍春の兄)
          従兄弟は
          義慈王 百済第31代国王
 ↓↑   ↓↑    ↓↑   ↓↑
          27善徳
          28真徳
          29武列(金春秋)
          30文武(在位661年~681年)姓は金、諱は法敏
          金庾信(595年~673年)の妹が
          金春秋に嫁ぎ文明夫人となり文武を生んだ
 ↓↑   ↓↑    ↓↑
          白村江の海戦
           天智天皇2年8月27日~8月28日
              663年10月4日~10月5日(ユリウス暦)
          文武王と
          金庾信は
          670年~
          676年11月
          白江河口部の
          伎伐浦(忠清北道舒川郡長項)
          で唐軍に大打撃を与え
          唐の半島支配とをあきらめさせ
          唐は
          熊津都督府=忠清南道の百済旧域に設置した植民地
                676年(上元3年)2月
                熊津都督府を泗沘より
                建安故城(遼寧省営口市)に移転
                安東都護府が管轄する
                安州都督府と統合
          安東都護府を
          遼東地方に引き上げ
          朝鮮半島から
          唐の勢力は排除された
 ↓↑   ↓↑      ↓↑   ↓↑
  夏 来  良之・・・夏来=カキ=柿・花(艹イ牝)器⇔華来⇔唐来る?
 (なつきたるらし)
  白 妙 能・・・新羅(斯蘆・白)の妙な能・・・熊津⇔能率・才能
 (しろたへの)・・・能弁・能吏・可能・機能・効能・能楽・能面
           能登(のと)の国の略・「能州」
           官能・機能・技能・芸能・効能
           ・・・鸕野讃良=鸕⇔蘆⇔盧・舎那仏(る・しゃなぶつ)
              盧=虍+田+皿
              簡体字「卢」
              異体字「壚・廬・櫨・獹・爐・矑
                  𥃈・𧆣・籚・鑪・顱・鸕」
               =めしびつ・くろい・めし入れ・つぼ
                ロ・ル
                すびつ・火入れ・火鉢
                くろい・くろいもの
                酒場
                蘆・あし・よし・イネ科の多年草
                蒲盧(ホロ)
            ・・・「爐(炉・炉端)」
               「鱸(すずき・出世魚の一)」
                古名「スギユキ・スヂユキ・ススキ」
                と転じて、純白、雪白の意を表したもの
               「櫨(はぜ・ ますがた・とがた
                ウルシ科の落葉高木
                ますがた・柱の上に用いる四角い木・とがた)」
  衣  乾 有
 (ころもほしたり)・・・「有=たり」
  天 之香来山
 (あめのかぐやま)
 ↓↑
 過近江荒都時 柿本朝臣人麻呂 作歌
 ・・・天 離
   (あまざかる)
    夷  者雖有
   (ひなにはあれど)・・・「雖有=あれど」
  反歌
  樂 浪 乃
 (ささなみの)
  國 都美神 乃
 (くにつみかみの)
  浦 佐備而
 (うらさびて)
  荒 有 京
 (あれたるみやこ)・・・「有=たる」
  見 者悲  毛
 (みればかなしも)
 ↓↑
 安見知之
 吾大王
 神長柄
 神佐備世須登
 芳野川
 多藝津河内尓
 高殿乎
 高知座而
 上立
 ↓↑
  國 見乎為勢婆
 (くにみをせせば)
  疊  有
 (たたなはる)・・・「有=はる・ある」
 ↓↑
 藤原宮御井歌
 ・・・
 宜名
  神 佐備立 有
 (かむさびたてり)・・・「有=り・あり」
 ・・・
 名細
 吉野乃山者
 影友乃
 大御門従
 雲居尓曽
 ↓↑
  遠 久有 家留
 (とほくありける)・・・「有=あり」
 高知也
 天之御蔭
 天知也
 日之御影乃
 水許曽婆
 常尓有米
 御井之清水
 ↓↑
 右一首 高安大嶋
  大 伴 乃
 (おほともの)
  美津能濱 尓有
 (みつのはまなる)・・・「有=る・ある」
  忘  貝
 (わすれがひ)
  家 尓有妹 乎
 (いへなるいもを)・・・「有=る・ある」
  忘  而念  哉
 (わすれておもへや)
 ↓↑
 長皇子御歌
  吾妹 子乎
 (わぎもこを)
  早 見濱 風
 (はやみはまかぜ)
  倭  有
 (やまとなる)・・・「有=なる・ある」
  吾 松 椿
 (あをまつつばき)
  不吹 有勿勤
 (ふかざるなゆめ)・・・「有=る・ある」
 ↓↑
 右一首或云 天皇御製歌
  宇治間山
 (うぢまやま)
  朝 風 寒 之
 (あさかぜさむし)
  旅 尓師手
 (たびにして)
  衣  應借
 (ころもかすべき)
  妹 毛有 勿久尓
 (いももあらなくに)・・・「有=あら」
 ↓↑
  我 宿有
 (わがねたる)・・・「有=たる・ある」

  戀 乍 不有 者
 (こひつつあらずは)・・・「有=あら」

  花 尓有
 (はなにあらましを)・・・「有=あら」

  乱  有 等母
 (みだれたりとも)・・・「有=たり・あり」

  辛 乃埼 有
 (からのさきなる)・・・「有=なる・ある」

  念  有吾
 (おもへるわれも)・・・「有=る・ある」

  吾 不戀 有 牟
 (あがこひずあらむ)・・・「有=あら」

  真幸  有者
 (まさきくあらば)・・・「有=あら」

  有 我欲比管
 (ありがよひつつ)・・・「有=あり」

  有 益 乎
 (あらましを)・・・「有=あら」

 上池有
 (うへのいけなる)・・・「有=なる」

  所念   有計
 (おもほせりける)・・・「有=ける」

 念有之   妹者  雖有  憑  有之 兒等尓者雖有
 おもへりし いもにはあれど たのめりし こらにはあれど

  繁  荒 有 可
 (しげくあれたるか)・・・「有=たる」
 ↓↑
  風 乎疾
 (かぜをいたみ)
  奥津 白 浪
 (おきつしらなみ)
  高 有 之
 (たかからし)・・・「有=から」
  海人 釣 船
 (あまのつりぶね)
  濱  眷  奴
 (はまにかへりぬ)
 ↓↑
  梓  弓
 (あづさゆみ)
  引 豊 國 之
 (ひきとよくにの)
  鏡  山
 (かがみやま)
  不見久 有 者
 (みずひさならば)・・・「有=なら」
  戀 敷 牟鴨
 (こほしけむかも)
 ↓↑
  可飲  有 良師
 (のむべくあるらし)・・・「有=ある」

  清   有 良武
 (さやけくあるらむ)・・・「有=ある」

  無 有世伐
 (なかりせば)・・・「有=かり・あり」
ーーーーー
 有=ナ(右手・又)+月(肉・舟・冃)
   右手と肉の絵から生まれた漢字
   「又」と「月」とを合体形
   又は右手の形で、月は肉の形
   有は祭肉を手に持って神に奉げる形
   有が「侑」の源字
   祭肉を手に持つ形象
   もつ・たもつ・ある
 ↓↑
 有=ユウ・ウ
   手と月(肉)を合わせた字
   手の中に肉を摑(攫)み持つこと
   有益・所有・特有
   有無・有象無象
 異体字
 有=𢇔=幼+景
 ↓↑
 有無・・・無=𠂉+𠦜+灬
       =𣞤=廿+大+廿+林
       =𣠮=廿+大+廿+亡+林
       =異体字
        「无・𠑶・𠘩・𤀢・𡙻・𣑨・𣚨
         橆・𣟒・𣠮・𤍍・㷻・蕪・𣞤・芜」
 ↓↑
 有=ナ+月(月齢・月影・上弦・下弦)
   ・・・右手の月の影=上弦?
   ナ+冃(ずきん・づきん・ボウ・頭巾=帽子)
 ↓↑
 鮪=魚+有(ナ月)=まぐろ・チョウザメ(長鮫)
   登龍門=本来は黄河を遡るチョウザメの背鰭
       を龍に見立てた
 䳑=有(ナ月)+鳥=トモエガモ・シマアジ・あじがも(鴨)
 ↓↑
 有=ナ+丨+二+𠃌(𠃍)=存=在=或
  =ナ+冂+二
  =亠+イ+二+𠃌(𠃍)
 ↓↑
 存=ナ+丨+子(了一)・・・在=ナ+丨+土(十一)
        ↓↑
   一(はじめの)イ(ひと・イ)は了一(終始・始終)
 ↓↑
 異体字「𠩯・侟」
  =存=在=ある・いる・生存・たもつ・ながらえる
      存命・保存
      と(問)う・安否をみまう・いたわる・存問
      ぞんじる・思う・考える・心得る・存分・所存
   依存(イソン・イゾン)
   異存(イゾン)・一存(イチゾン)
   温存(オンゾン)・既存(キソン・キゾン)
   共存(キョウソン・キョウゾン)
   現存(ゲンソン・ゲンゾン)・残存(ザンソン・ザンゾン)
   自存(ジソン)・実存(ジツゾン)
   所存(ショゾン)・生存(セイゾン)・保存(ホゾン)
   存処(ありか)
   存外(ゾンガイ)
   存恤(ソンジュツ)
   存続(ソンゾク)
   存置(ソンチ)・存念(ゾンネン)・存廃(ソンパイ)
   存否(ソンピ)・存分(ゾンブン)・存亡(ソンボウ)
   存問(ソンモン)・存立(ソンリツ)
   存える(ながらえる)
ーーーーー
 『説文解字』
 何大斉・著
 後漢時代に成立
 原著は100~121年
 初めて字形を分析し
    意味を解説し
    発音を記している字典
 最古の部首別漢字字典
 同字典は
 漢字9353字
 異体字1163字を収録
 これらの漢字を
 字形に基づいて
 540の部首に分けて体系
ーーーーー
 「有」=「又」+「月」
     音読み「ユウ・ウ」
     訓読み「ある」
     表外読み「もつ」・・・私有物
     ある・存在する
     もつ・たもつ・持っている
     また・さらに・加えて
    「国有・稀有・享有・共有・具有
     所有・私有・偶有・死有・兼有
     県有・市有・現有・四有・固有
     公有・希有・村有・仮有・中有
     専有・通有・烏有・特有・官有
     占有・含有・生有
     公有地・公有物」
    「説文解字・巻七」に
    「宜しく有るべからざるなり」=異変のある意
     字形
    「又+肉」の会意・「右手+肉」の象形
     肉を手で持つ(文源)
     甲骨文では又を有の意味で使用
     又は有の初文
    「説文解字」は
     月(肉)に従う又の形声
    「春秋左氏伝」は
    「日月、之れを食する有り」と引用
     月食は異変=有という解釈・・・
    音読みは
    ユウ(漢音)・ウ(呉音)
    訓読みは
    ある・もつ・たもつ・したしむ
    名のりは
    すみ・とお・とも・なお・なり・みち・ゆ
    有は〔説文〕で部首
    ほかに㦽、龓が属する
    声符
    侑、洧、囿、姷、宥、郁、痏
    䀁、絠、蛕、賄、䞥、鮪
    語彙
    有意・有為・有事・有識・有若・有職・有数
    有象無象・有望・有無・有名・有力
    有の
    異体字
    「𢇔=幼+景(字彙補)」
ーーーーー
 「東」=「东」

 「那(ナ・ダ)
  阝部
 解字「冄(ゼン)+阝(邑)」
    冄=毛状のやわらかなもの・花の咲いたしなやかな枝
      たくさん垂れたさま
      音符「冄(ゼン)」
      「那」は、中国・陝西の地名
ーーーーー
 ナ・・・メ・乂・乄・X・十・・・七
 ナ行=那・男・奈・南・寧・難・七・名・魚・菜
 「七(ななつ)⇔匕(匙・匕首)・ヒ(ひ)・七(牝)」
ーーーーー
 ・・・???・・・

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