- きゅうりと新ショウガの炒めもの
- 鶏肉とカシューナッツの炒めもの
- 肉団子の甘酢あん
- 中華風コーンスープ
- 翡翠炒飯
- 白玉団子のシロップがけ
久々の中華でした。この日は参加人数も多かったので、複雑なメニューにしないように、かといってみんなが手持無沙汰になって隅っこで体操教室が始まらないように(ここんとこ瞬間的になってるもんで)考えましたよ~。最近、三段腹解消ダイエットにはまってる人が多くて、口を開けばその話題ばかり。K さんはこの日先着三名様に、くびれができる某ダンスエキササイズのDVD をコピーして進呈してたし。でも、ヤッフー・ービューティのダイエット・ダイアリーに登録して頑張ってる方々、キッチン・マーレではたらふく食べて帰ってますよね~?
さて旬の野菜としては、新ショウガを大胆にきゅうりと一緒に炒めものに使うことにしました。中華料理では、きゅうりを炒めものやスープによく使います。でも日本人は生の食べ方しか知らないので、夏の炒めものとして紹介することにしました。きゅうりは皮をむき、鮮やかな緑にするためにそして青臭さを消すために、塩とごま油をたらしたたっぷりの湯で一度湯通しします。味付けは干し海老と塩こしょうだけ、ショウガは今回はスパイスではなく野菜として思い切りたくさん入れました。土生姜よりもマイルドなので、たくさん入れても刺激がきつい、ということはなかったですね。色どりにキクラゲも加えたらきりっとしまって映えました。
鶏肉と炒めるカシューナッツは生のものを使ったので、低温で数分じっくりと揚げました。面倒な時はおつまみ用の塩味カシューを使ってくれて結構です。鶏肉は下味さえ付けておけば、強火で炒めるだけ。味付けの紹興酒と醤油を加えたら水気を飛ばし、一番最後にナッツを加えないと、ナッツが柔らかくなってしまうから注意してくださいね。ついでに彩の赤パプリカと、肉団子用のピーマンも油通ししておきました。
油で揚げた肉団子は意外に小さくなってしまうので、もっと食べ応えがあるようにしたいなら玉ねぎ、パン粉、くわいなどを加えるといいかもしれません。甘酢あんには今回は黒酢を使いました。玄米から作られる黒酢は必須アミノ酸を多く含んでおり、一時はダイエット効果があると言われていましたが、実はそんな効能がないと分ったらしいのでみんな、黒酢ダイエットはNGですよ~!でも香り豊かなので、中華料理にはむいていますね。ピーマンはカシューナッツのように、最後の最後に混ぜ入れましょう。タイミングが早すぎ、あんも少し柔らかすぎたので、今回はちょっと緑色が汚くなったのが悔しいなぁ。
緑色のものを中国人は「翡翠ひすい」、と呼ぶのが好きです。翡翠炒飯はなんてことはない、ほうれん草炒飯なんだけど、見た目がきれいでしょ。卵を入れる場合もあるけれど、私は緑色を強調したいので卵なし、代わりにコクを出すためにベーコンを加えます。出来上がってから白ネギのみじん切りをたくさん混ぜ込むのをお忘れなく。色の邪魔にはならず、味がぐ~んと良くなりますよ。ほうれん草は、きれいなみじん切りにしなくても全然大丈夫、葉の長い部分だけザクザクしてくれればいいからね。
ところで、パラパラの美味しい炒飯を作るには、冷やごはんとテフロン鍋を使わないことが鉄則!なのに、なぜ昔から炒飯には冷やごはんを使う、というのが定説になっているのか摩訶不思議なんだよね~。私の勝手な分析では、戦後電子レンジもない時代、残ったごはんで作れる料理ってところから来たんじゃないのだろうか、と思うのです。冷たいごはんはくっついてるので、絶対にパラパラにはなりません!冷凍ごはん、冷やごはんは電子レンジで温め、炊きたてご飯はパットに広げて水気を飛ばしておいてから使ってください。炒飯上手になるには、一にも二にも練習、数をこなすことしかないので、みんな頑張ってね~。
クリームコーンの缶詰を使ったスープなんてみんな何度も作ったことあるだろうけど、中華の定番スープでもあるのでおさらいです。火を止めてから一気に溶き卵を加え、大きくまぜると、ふんわりとした出来上がりになります。余熱で卵にしっかりと火が通るので、火を止めてからでいいのだけど、少量しか作らない時は鍋温度がそれほど高くないので、卵を加えてからすぐに火を止めてもいいかもです。そのあたり、レシピにうまく書き加えておいて下さい。
Y さんが数か月前に、市販の冷凍白玉団子1kg を持ってきてくれてたのを思い出し、絶対今回使わないと賞味期限切れになる!と大慌てでデザートを考えました。三温糖シロップと砕いたピーナッツをかけただけの超簡単デザート。シロップは長めに、15分ほど煮詰めることでコクがでます。冷凍白玉団子、結構いけましたね。わざわざ作らなくても、これは便利だわ。とんでもない料理教室だな。