チャオ・ダル・マーレ  CIAO dal MARE    (旧キッチン・マーレ)

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芦屋のパン、六甲山

2011-08-27 | グルメ色な日記

サンドイッチのつづきでパンの話です。神戸にはもちろん美味しいパン屋が数えきれないくらいあるのだけど、芦屋のパン屋も捨てたもんじゃないって話。人気の「パンタイム」に行った、と1年前に芦屋に住む友人に言ったら、もっと美味しいところがあるよ、と教えてくれたのが同じ茶屋之町にある「ベッカライ・ビオブロート」と、阪神打出駅前の「ブーランジェリー・レ・ミュウ」でした。レ・ミュウの方は打出によく行くので何度か訪問してお勧めのペイストリー類を試していたのだけど、ビオブロートの方は全く行く機会もなく、すっかり忘れていました。ところが先日偶然に前を通りがかり、あっここだ!でも2週間という長~いお盆休みの最中でした。

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2011_august_078先週芦屋に行く機会があったのでめでたく再訪、山食とレーズンとクルミの入ったどっしりと重たいヴァルヌス・ウント・ロジーネン・ブロートというのを買いました。これが両方とも期待以上に美味しかったので、みんなにお店紹介しようと思ったわけです。ドイツで修行した御主人が、毎朝あちらで買ってきた石臼で玄麦を製粉。100%全粒粉を使っているだけでなく、麦も副材料も全て有機ものを使用しています。だからお値段も少々高めですが、麦のもつ甘さが噛めば噛むほど出てくる、まっとうなパンと言えます。ネットで調べてたら、仕込みに4日かけるクロワッサンが最高傑作らしい。ローフのパンしか置いていない店かと思っていたら、実はほとんど売り切れてただけなんだ~。そこで、次の週にまたまた芦屋に用事で出かけた時に再挑戦した。時間は午後5時。なんと、「本日は完売致しました。」と黒板に書いてあるじゃない・・・そうか、このパン屋は電話予約必須、午前中に行かないとダメな人気店なんだと分りました。火、水と週に2日も休み、ちまたではいっつも閉まっているパン屋、とも言われているようです。結局この日は連れが大好きだという「ローゲンマイヤー」のクロワッサンを買って帰ったのだけど、ここもバジルとハムチーズのクロワッサンなど他店にはないクロワッサンが何種類もあって悪くなかったけれど、ビオブロートのクロワッサンが早く食べたいよ~

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110818_145717芦屋に「イル・ヴィーコロ」という隠れ家的レストランがあります。ここにも先日初めて行き、その居心地の良さがすっかり気に入りました。イタリア語で路地という意味のヴィーコロ。閑静な住宅街に立つ一軒家の地下にあります。地下といっても高低差のある土地に立っているので窓から光が入る明るい空間。小さなキッチンでおじいさんが一人で調理し、サーバーの女の子が一人いるだけ。ランチはトマトとバジルのブルスケッタに、8種類のパスタから一つ選び、そしてコーヒーとケーキがついて1300円。パスタは全てリングイーネを使用、一人で調理するからそのへんで手間を省かないとね。しらすとブロッコリーアンチョビ風味、小いわしパスタといった珍しいものも。ディナーもやっているようなんだけど、そちらはどんなメニューだか興味津津です。

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来客が多かったこの夏、観光もかねて4回も六甲山と摩耶山に行きました。自己最多記録ですね。上の写真は晴れた日の摩耶山掬星台からの眺め。ここにあるレストラン「マヤテラス」は、夜になるとフレンチのディナーを食べるカップルの最強デートコースになります。今回ランチに行って、意外にもカレーやうどんがメニューにあってびっくりしました。ついでに紹介すると、六甲山頂にあるガーデンテラス内の「グラニット・カフェ」も素晴らしい眺望つきの私のお勧めレストランです。こちらはまだディナーにお邪魔したことはないので、一度行ってみたいと思っています。

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数か月前から毎週、北野にあるインド人の友人の家で、気功の先生に来てもらってレッスンしているのですが、六甲山頂にあるその先生の家で気分を変えてレッスンしよう、と数日前みんなで押しかけました。20年前にあばらやだった家を自分の手で設計・建て替えたそうで、真鍮の蛇口やタオルかけやシンク、重厚なドアなど海外で調達した調度品があふれていました。切り立った崖の上に立っている家の下は谷。大きな窓からの素晴らしい景色に言葉を忘れてしまった。夏場は霧がひどくて湿気がすごいのよ、と言っていた通り、この日も一体は霧。少し晴れ間が出ると、かなたに関空が見える絶景。下が小雨でも上は土砂降り。強風が吹いて本当に家が揺れたのでびっくりでした。「不便だし、ここは住む所じゃないよね~」って先生は言うけれど、町に住む私達は「いいな~素敵~」と溜息ばかり出ていました。

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