チャオ・ダル・マーレ  CIAO dal MARE    (旧キッチン・マーレ)

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大根もちpart 2

2013-02-09 | 料理教室顛末記

今年は2月10日が旧暦の元旦です。神戸の南京町では、10~17日まで春節祭が開催されます。

1月21日、30日の神戸教室、26日の豊中教室では、明石教室とは前菜をかえた大根もちメニューでした。台湾から戻ってきた、神戸生まれの台湾人の友人が21日の神戸教室のレッスン中に遊びに来て、倒福(とうふく)という、春節の際に家々に貼られる「福」の字を金色で書いた赤紙をみんなにお土産にくれました。福以外に春、健康、などの文字もあったのだけど、これらを逆さに貼って一家が平安であることを願う理由は、明の初代皇帝とその皇后の逸話に由来しています。説明すると長いので、詳しく知りたい人はここをクリック→して読んでね。

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  • 豆腐のピータンソースがけ
  • 三色の酢の物
  • 海老の甘酢あんがらめ
  • 肉団子と白菜の煮込み
  • 大根もち
  • ジンジャーブレッドのカップケーキ

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Dsc_3627ピータンの黄身をハンドミキサーでつぶして鶏がらスープ、醤油、ゴマ油を加えたスープをかけたピータン豆腐はみんなに大受け。高級中華料理店の味がする!と絶賛でした。イギリスから帰国中の豆腐嫌いの長女も、麻婆豆腐についでこの豆腐料理は大好きになってしまいました。ピータンはくれぐれも台湾産のものを買ってね。

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三色の酢の物、冷拌三絲(リャンパンサンスー)は葛きりに人参、胡瓜、ハムを加えました。具材が増えていくと、四絲、五絲、と名前が変わっていきます。

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海老の甘酢あんがらめは、第一楼の海老を再現したくて、試行錯誤してできた一品。豊中教室では、「絶対音感じゃなくて絶対食感持ってるよ~」って言ってもらい、神戸教室のMさんには「第一楼のより美味しい!」と言ってもらい、嬉しいです。超簡単なレシピに仕上がってるから、みんなも作ってくださいね。

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獅子頭(シーツートウ)とは、獅子の頭のように大きな肉だんごと白菜を煮込んだ料理で、中国のお祝い鍋です。くわいの水煮を叩いてつぶしたものを豚ミンチに加えてハンバーグのような肉だんごを作ります。肉だんごも白菜もまず焼いてから鍋で煮ることでうまみが増し、型崩れしません。スープの味付けは水に塩と酒だけ。なのに、肉だんごの味がしみ出してとても美味しく仕上がります。これも超簡単メニュー、鍋のレパートリーが増えたでしょ。

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この冬は一体どれだけ大根もちを作ったことか。当分いいわ、ってかんじです。前回紹介した角型蒸し器全体に流して作る方法は、ガスコンロでしかうまくいかないって分りました。IHだと蒸気の勢いが弱すぎ、何時間たってもなかなか仕上がりません。豊中のK 邸では大成功、「さすが大阪ガスね」っていうと、「はじめて褒められたわ」だって。

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というわけで、30日の神戸教室では丸いケーキ型に流して蒸してみると、あっという間に出来上がりました。さすが四方から思い切り蒸気が上がると違うのね。

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デザートはジンジャーブレッドのカップケーキ。豊中教室ではその上にてんこもりのデザートの差し入れでした。堂島ロールにショウタニの和三盆クッキー、イギリスのジンジャー&オレンジピール・クッキーに苺!ごちそうさま、大変満足でした!

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豊中教室に帰国中の娘を連れて行ったところ、おばさん達の「え~と、これに調味料入れたっけ?入れた、入れた!違うよ、まだだよ、入れたのはこっちのだよ!」っていう頭の上からみんなが言い合いしている認知症満開な会話に、「いい加減気が狂いそうになるからやめてくれへん?一人が何か言ったらみんなあーでもないこーでもないって言って、どんどんややこしくなっていってるやんか~」と参っていました。ホント、若者には耐えられない抜けた会話を、おばさん達はいつもしてるんだわね。

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料理はせすに犬達と遊んでいた娘は、初めて会ったイングリッシュ・コッカーのロジャーくんをシャーペンでサササとデッサンしてK ちゃんプレゼントしていました。茶色は色鉛筆で着色。我が娘ながら、なかなか上手いと思った次第です。