琵琶湖湖畔に住む友人と京都で待ち合わせた。計画も何にもなく気の向いたところをブラブラしながら、春からのつもりつもった話をしながら歩いた。せっかくだから紅葉を見にどこかのお寺を回ろうかと、二人とも行ったことのない床もみじで有名な岩倉の実相院に行くことにした。岩倉は市街地よりもだいぶ北だから、たぶんまだまだ紅くはなってないだろうけど。
京都の紅葉、特に洛北の辺りは例年11月末から12月初めが見頃だが、意外や今年はもう十分見応えがあった。深紅の葉よりも緑や黄色の混じった様々なグラデーション色の方が私的には好みだし。曇っていた空も太陽が顔を出して、ピカピカに磨かれた黒い床にほんのりピンク色の床もみじが現れた。残念ながら室内は撮影禁止だったので、目に焼き付けておいた。置いてあったチラシの写真を拝借↓、来週あたりはこのように美しくなるんだろうね。次回は床雪化粧を見てみたいな。
少し南に下がり、次は詩仙堂に行った。こちらも芋の子を洗うような観光客がまだ押し寄せていなくて、実にゆったりと庭を歩いたり、縁側に座って静かに紅葉をめでることができた。
話し込んでいたら、いつの間にか縁側には私たち二人だけになっていた。しびれを切らした住職さんが、「もう5時ですので、そろそろお帰り願いますか~」って言いに来た。縁側から後ろを向いたら、ほんと、もう真っ暗。「ああ、堪能しました~」とお礼を言うと、「来週ぐらいが一番見頃なんですけどね」「いえいえ、これも十分美しいです」「色気が出てきた皆さんのようですかね」なんて、この時期の常套句なんだろう、口のうまい住職さんだった。
先日、豚まん特別レッスンをした。以前参加できなかった生徒さんたちからリクエストが多かったので。今回もとても美味しい豚まん80個があっという間に出来上がった。
干し海老とザーサイの冷や奴、ノブちゃんちのチンゲンサイ炒め、そしてきのこのスープとともに。クルミ入り一口あんまんの評判も大変良くて、なのに写真がないや。
豚は豚でも、こちらは詩仙堂の帰りに見つけたトンカツ屋さんの可愛い招き豚ちゃん↓。おいでやす、おいしいどすえ~!