奈良大好き☆お勉強日記

奈良大学文学部文化財歴史学科(通信教育部)卒&奈良まほろばソムリエ検定のソムリエを取得したヒトの色々な勉強の日記です♪

欲張った自主スク

2009年05月16日 | 奈良大学お勉強日記
二ヶ月間のお留守でした>奈良。
帰ってきたよ~奈良ぁ~とばかりに、本日は明日の本番(?)を前に
自主スク花盛りの一日でございました。

朝っぱらに京都に到着。近鉄で一路奈良まで直行し、
そこから何故か京都府へふらふらとさまよい分け入って、
当尾の里で浄瑠璃寺・岩船寺と石仏の旅です。

午前中一杯は京都府で過ごして、午後からは奈良県へ舞い戻り、
わが母校(笑)奈良大で奈良文化論をタダ聞き。
今回の担当は土平先生の分で、題材は「農業暦と時水・鐘」
なんでも、歴史地理学で取上げた資料が再登場とのことなので、
正規スクーリングの復習ってのができるかなと。

授業内で登場したのは、山口村とその他のみなさん(をい)の
水を巡っての取り決め証文などでありました。
そして、山口・梅室・笛吹・平岡・小林などの地名の入った地図。
おお、懐かしい。
学術的学問の復習はさておいて、
去年の秋にはラッテたかまつに行く「ついで」に分水石も見に行ったっけ(コラコラ)。

時間というのは、作り出されて、知らされて、みんなの共通のものとして、
利用されているのが現状だけど、昔は明るくなったら朝、
暗くなったら夜。朝から夜までが一日。時刻はお寺の鐘が知らせてくれる。
その程度の共通認識しかなかったはず。

しかし、水の豊かではない奈良盆地において、農業用水の分配は重要な問題。
水の分配方法(使用時間)をきっちり決めておかねばならないってことで、
○○村はいつからいつまでってのをきっちり明文化しておくのだけど…。

正確なところ、『明六ツ時から明ル朝六ツ時までは○○村が引き入れる番だよ』
となっていても、そんな正確に、現代のように一分一秒まできっちりと計って
運用されていたワケじゃないよね~と。

今じゃ、タイマーなんちゅうものを仕掛けて、
時間が着たら自動的にあっちを締めて、こっちを流すってことが可能だけど、
大昔、人が共通認識としての時間の観念を持ってなかった時代ってのは、
そんなにきっちり時間で分水できていたわけじゃないんだってことは、
そういわれてみればそうなわけで。目から鱗。

しかし、一分単位のきっちりとしたものじゃなくても、
そういう建前上の取り決めってのは必要なわけで。
時間制ってのは、奥が深い(謎)。

そういえば、「土曜の午後最初の授業は、ここで受けるために
みなさんが集まってくるってのは、すごいことなんですよ」ってお話が
授業の『枕』にあったけど。なるほどそうかもしれない
>時間で動く人間というものとは。

「1時から開始というのに、諸般の事情で遅れてくる人もいれば、
始まる10分まえに集まる人や、それよりずっと前に集まる方もいる」
そうそう。
『奈良大学通信教育部時間』でいえば、集合時間の一時間前に
その場に集まるってのは、もはや基本中の基本のようで。
のんびりした国ならば「次の汽車はいつくるのか」ってのが気にならないだろうし、
日本のように一分一秒遅れてもアウトってところもあある。

同じ日本国内でも、沖縄のように約束の時間に二時間遅れるのは
当たり前(!)って風土もあれば、
ビジネスで会社を訪問する場合は早すぎても遅すぎてもいけない。

時間というのは世界共通に存在してはいても、
その「時間」に対する考え方は各国違うよなあ。
なんてことが、つらつらと思われました。

さて、その後はそそくさと教室を抜け出し、
図書館でやっていた特別展示をさらっと見て下校。

次は奈良国立博物館で鑑真和上展です。
鑑真和上の像は去年偶然にも公開されている期間に唐招提寺に行っていたので、
その場で見ることができたのだけど。今回は博物館お得意の「背中が見れます」

唐招提寺で拝見した時は、御簾の向こうに鎮座されていて、お背中までは
拝することはできなかったのだけど、今回はとくとくと後ろ姿を堪能。

圧巻は、東山魁夷画伯の襖絵。
なんと、その襖をとっぱらって移動させてきて、
横につなげて展示してあるってんだからびっくりだ。
それはそれで見やすくていいのだけど、
現地で見たときの感動ってのもあったからなあ。

ちょっと入った時間が遅かったので、最後の方は押せ押せになってしまい、
またしても駆け足気味になってしまったけど。
とりあえずすべての展示は見られました。
17時ピッタリに会場を後にし、図録もしっかり買い込みました。

その後、入館料とかいらない場所へと、春日大社へ。
なぎさんの藤棚とか、かすみさんの『野良藤』とかの話題が羨ましくて
おいかけてみたんだけど、やっぱり季節は過ぎていたようでちょっとがっくし。
正規ルートから帰るのはしゃくだとばかりに、鷺原道からぼそぼそ歩いて、
鹿臭い「鹿苑」の隣りを抜けて、鹿男さん原っぱに出て、
南大門から南下してくる道に文字通り「登りついて」あがったのち、浮見堂へ。

そして夕ご飯は「RAHOTSU」でうまうま飯を食べてから、本日の宿へ。
こーんなに歩いたのに、一日目は万歩計をつけるの忘れてました!
午前中は山の中、夕方も山の中、今日も一日よく歩きました。

歩くのは明日が本番のはずですが。
まあ、今日は足慣らしってことで(そうか)
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学校でスク

2009年05月16日 | 奈良大学お勉強日記
奈良文化論を受けに本学までやってきました。
久々なので、ちょっと緊張してます(謎)
コメント (5)
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