繖山山中に残る観音寺城跡の石垣(近江八幡市安土町石寺)
近江の戦国大名六角氏の居城で、繖山(きぬがさやま)一帯に数多くの遺構が残る滋賀県近江八幡市の観音寺城跡を探訪し、近年の調査結果をもとに新たな魅力を学ぶシンポジウムが3月5、6両日に開かれる。
県教委が開催する連続講座「近江の城郭」の一環。5日は県の文化財担当者の案内で城跡の土塁や石垣、曲輪(くるわ)などを探訪する。東近江市五個荘塚本町のぷらざ三方よし集合。午前9時40分から同11時まで4班に分かれて出発する。歩きやすい格好で、健康保険証、弁当、飲み物持参。
6日は近江八幡市安土町桑実寺の文芸セミナリヨで元奈良大教授下坂守氏の基調講演「佐々木六角氏と近江の戦国時代」や報告、パネル討論を行う。午前10時~午後4時半。
どちらか一方の参加も可。いずれも無料。申し込みは参加者の氏名、住所と連絡先、参加を希望する日を記入し、3月2日までに県城郭調査事務所TEL0748(46)6144かファクス0748(46)6145へ。(京都新聞)