別 名:小林遺構
所在地:犬上郡多賀町木曽字小林 map:http://yahoo.jp/5cJJoN
現 状:山林
区 分:平山城
遺 構:曲郭
築城期:室町期カ
築城者:小林宗家
目 標:照蓮寺
訪城日:2014.5.27
小林城は、彦根市との境 界付近のR306号すぐ北側、木曽小林地区集落西側の丘陵上一帯に築かれていたとされる。
お城の概要
小林集落北西の照蓮寺背後から山中に入り、獣害フェンスを入り、元墓地?を進み、南の尾根へ斜面を登る。ほどなく山頂平坦部に辿り着く。
標高約165mの頂部は、獣害対策フェンス沿いに南北に約150m。東西50m平削地が広がっている。平削地の山中は下草で、城跡の遺構を確認は困難である、御椀型の城郭で、防御には不安が残る。
頂部の南方からさらに西方は痩せ細った尾根が東西に続き、湖東平野の堤防のようだ。又平削地の北側は切岸状の谷筋であった。
最近この尾根部に獣害フェンスが設置され、それに伴ってか森林が伐採されていて、彦根方面の遠望が開けていた。城山の北側は水路や池が通り、水源としては良い立地に築かれている。
自然の地形を利用して、東に開口分を(甲賀の単郭のように)、頂部の平削地は詰め城カ?、或いは曽我城の出城カ?
曲郭跡を、後世に墓地として使用いていたか?
歴 史
「多賀神社文書」に小林左衛門尉宗家の名がみえるが、その他詳細は不明。
尚、同じ山塊のここから東方約400mには曽我城が所在する。
参考資料;滋賀県中世城郭分布調査 、淡海の城、多賀文書、
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