城郭探訪

yamaziro

小林城 近江国(多賀)

2014年05月30日 | 平山城

 

別 名:小林遺構

所在地:犬上郡多賀町木曽字小林 map:http://yahoo.jp/5cJJoN

現 状:山林

区 分:平山城

遺 構:曲郭

築城期:室町期カ

築城者:小林宗家

目 標:照蓮寺

訪城日:2014.5.27

 

小林城は、彦根市との境 界付近のR306号すぐ北側、木曽小林地区集落西側の丘陵上一帯に築かれていたとされる。

                       

お城の概要

小林集落北西の照蓮寺背後から山中に入り、獣害フェンスを入り、元墓地?を進み、南の尾根へ斜面を登る。ほどなく山頂平坦部に辿り着く。

 標高約165mの頂部は、獣害対策フェンス沿いに南北に約150m。東西50m平削地が広がっている。平削地の山中は下草で、城跡の遺構を確認は困難である、御椀型の城郭で、防御には不安が残る。

 頂部の南方からさらに西方は痩せ細った尾根が東西に続き、湖東平野の堤防のようだ。又平削地の北側は切岸状の谷筋であった。

最近この尾根部に獣害フェンスが設置され、それに伴ってか森林が伐採されていて、彦根方面の遠望が開けていた。城山の北側は水路や池が通り、水源としては良い立地に築かれている。

自然の地形を利用して、東に開口分を(甲賀の単郭のように)、頂部の平削地は詰め城カ?、或いは曽我城の出城カ?

曲郭跡を、後世に墓地として使用いていたか?

  

歴  史

「多賀神社文書」に小林左衛門尉宗家の名がみえるが、その他詳細は不明。

尚、同じ山塊のここから東方約400mには曽我城が所在する。

参考資料;滋賀県中世城郭分布調査 、淡海の城、多賀文書、

本日も訪問、ありがとうございました。感謝!!


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