城郭探訪

yamaziro

今市上砦(久太郎小屋) 近江国(余呉)

2015年05月24日 | 

久太郎小屋

文献に登場する黒田官兵衛(久太郎小屋)
 
小字西陣東陣「今市上砦」、黒田官兵衛の久太郎小屋と思われる未知の城に興奮
黒田官兵衛に指示!賤ヶ岳の合戦で、秀吉の文書

官兵衛に指示秀吉の文書

秀吉が賤ケ岳合戦の戦い方を指示した文書

 豊臣秀吉の天下統一の足掛かりとなった賤ケ岳合戦(1583年)で、秀吉が部下の黒田官兵衛らに戦い方を具体的に指示した文書が初めて見つかったと長浜城歴史博物館(滋賀県長浜市)が10日、発表した。同博物館は「秀吉の戦略が垣間見られ、貴重」としている。

賤ケ岳合戦「砦小屋壊し援軍待て」 参戦の事実裏付け

 長浜城にいた秀吉が総攻撃の20日ほど前に前線の弟、秀長へ出した。署名にあたる自身の花押(かおう)もある。

 自陣の砦(とりで)周囲にある小屋の撤去を秀長や官兵衛が手伝うよう指示した上で、壊してできた空き地へ翌日に軍勢を送ると伝え、「味方が着くまで撤退してはならない」と命じている

 
 2015/5/23 前日職員が林道の樹木伐採に奮闘、研修バスは爽やかに新緑の林道を行く。
 
賎ヶ岳合戦 初期第一線陣地、黒田官兵衛の今市上砦の概略説明
 
天正11年の賤ヶ岳の戦いにおける城塞群の中で、秀吉方の砦の内最も北に位置する最戦線が今市上砦。
天神山砦の東、今市と東野の集落に張り出すようにある尾根の標高420mピークに今市上砦はあり、遺構は三ヶ所に分かれている。
上の砦は尾根のピークにあり18×16m四方の単郭で、北東の土塁は最高3mの高さの物見櫓跡南の尾根先約100mの所に堀切があります。
下の砦は、南西方向に90m尾根を下がった斜面にあります。20×13m全周に土塁の痕跡が見られます。北東と南西の角に虎口があります。
東の土塁の外側の溝状のものは山道で、この尾根の上をふもと近くまで続いています。西20mmの所に堀切があります。
砦に入る前に、事前説明
 
ここから、今市上砦域
 
文献に登場する黒田官兵衛の今市上砦(久太郎小屋=武者小屋=宿所)
 
横堀(塹兵壕)塹壕堀に銃座柳ヶ瀬方面へ

お城のデータ

所在地:長浜市余呉町今市小字西陣東陣(伊香郡余呉町今市小字西陣東陣)

      map:http://yahoo.jp/c8bJMeこの地図のURL

築城者:堀久太郎

区 分:砦(山城)

遺 構:土塁・堀切・桝形虎口・横堀(塹兵壕)・竪堀

現 状:山林

標 高:420m 

目標地:東野館

訪城日:2015.4.23

お城の歴史

文献に登場する黒田官兵衛(久太郎小屋跡)
 
小字西陣東陣「今市上砦」に到着、
黒田官兵衛の久太郎小屋と思われる未知の城に興奮
黒田官兵衛に指示!賤ヶ岳の合戦で、秀吉の文書

官兵衛に指示秀吉の文書

秀吉が賤ケ岳合戦の戦い方を指示した文書

 豊臣秀吉の天下統一の足掛かりとなった賤ケ岳合戦(1583年)で、秀吉が部下の黒田官兵衛らに戦い方を具体的に指示した文書が初めて見つかったと長浜城歴史博物館(滋賀県長浜市)が10日、発表した。同博物館は「秀吉の戦略が垣間見られ、貴重」としている。

賤ケ岳合戦「砦小屋壊し援軍待て」 参戦の事実裏付け

 長浜城にいた秀吉が総攻撃の20日ほど前に前線の弟、秀長へ出した。署名にあたる自身の花押(かおう)もある。

 自陣の砦(とりで)周囲にある小屋の撤去を秀長や官兵衛が手伝うよう指示した上で、壊してできた空き地へ翌日に軍勢を送ると伝え、「味方が着くまで撤退してはならない」と命

歴 史
 
勝家は、大岩山攻撃のはじまる以前の4月5日東野山堀久太郎秀政を攻めたことがある。
そのときの状況を秀政秀吉に報告した下書きが残っている。
 「今朝卯の刻より敵の惣人数押出し、柳ヶ瀬川原口に13段、山上に5段に構え、当佐弥山城(東野山)へ取寄せ柴田と相見え、自身金の五幣をふり責め懸りましたので、拙者も若輩ながら御配下に召し加えられた折でもあり、世間体もあり、自分に似合わず、白い釆を振って下知仕益した。鉄砲どもを入れ替え入れ替え撃たせ敵の手負い数百人ありました故、1~2町引き退きました。いよいよ手前の儀は固く守るよう申し付けました。お気遣いなさらないよう尚相変わったことがありましたら追々申し上げます。」
  己刻 卯月5日   久太郎
 
 
ここで名物賎ヶ岳弁当の昼食、特性弁当「賤ヶ岳の合戦 七本槍」

                                                                                                                                    

昼食後、今市上砦 郭南の堀切・土橋へ

 

参加者の見学記念撮影

曲郭2へ

山道を東野山館まで下山

講 師 愛知中世城郭研究会 長谷川博美氏

参考資料:城郭フォーラム【今市上砦・天神山城見学会レジュメ】・滋賀県中世城郭分布調査、淡海の城

           本日も訪問、ありがとうございました!!。感謝!!


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