城郭探訪

yamaziro

市原Ⅱ城  近江国(甲南)

2014年09月29日 | 

 

お城のデータ 

所在地:甲賀市甲南町市原字中垣外  (旧甲賀市甲南町市原字中垣外)   map:http://yahoo.jp/9wlTHC

現 状:宅地

区 分:平城

築城期:15世紀頃

築城者:

城 主:

遺 構:

目標地:「市原会議所」南東の民家(甲南町市原714宅)

駐車場:市原会議所駐車場

訪城日:2014.9.27

城域内の遺構か

 

お城の概要

甲南町市原には3つの城館が分布しているが、市原Ⅱ城と仮称された当城は市原集落内北東寄りに所在する。遺構は個人宅敷地内の南西側に近年まで土塁の一部が残存していたが、平成13年(2001)の新築建設に伴い完全に消滅した。ただその際に町教委による発掘調査が行われ、15世紀代の遺物が出土した。
また地元の伝承によると、かつて土塁の外側には「ソウボリ」と呼ばれる堀や、北東辺に土塁が存在していたようだ。このことから土塁と堀に囲まれた約60m四方の単郭方形の城館であったと推測される。

 歴 史

 「南山巡狩録」には、正平15年(1360)9月、石堂利部頼房は仁木三朗義任を総大将に率いる伊勢・伊賀の軍勢2000余騎が近江国に打越、甲賀郡葛木山に陣をとる。佐々木大夫判官高頼の籠もる市原城を攻撃したことが見える。

 佐々木方は目加田・楢崎・儀俄・平井・池田赤一揆を一手とし、青地・馬淵・伊庭・三井・三上黄一揆を一手とし左手の河原に陣を・・・佐々木は吉田・隠岐・黒田・鈴村を初として宗徒の者を馬廻にひかへて備えたり・・・云々

「太平記」延文五年(1360)、佐々木高秀方が守る。


ただこの市原城が、市原地区に所在する市原Ⅱ城や古屋敷館の可能性もある。

参考資料:滋賀県中世城郭分布調査、淡海の城、甲賀の城 、 日本城郭大系

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