# 談春「赤めだか」読了。簡潔な文章で、非常に良い。
また、読んでいると談志のロジックがよく分かる。
金曜は、客先での打ち合わせが5時に終わった。
せっかくなので、何か見ていこう、という気になる。
時間つぶしに山野楽器に寄って、CDを3枚買って、
歌舞伎座へ。
「青砥稿花紅彩画」(白波五人男)の通し。
夜の部途中からで、「浜松屋」以降を見る。
菊五郎の弁天小僧、左團次の南郷力丸、
団十郎の日本駄右衛門。
まあ、「浜松屋」は普通。緊迫感はいまいち。
聞き慣れた科白でもあるが、やはり良いリズムやね。
ただ、役者のおかげではない。元が良いから、という感じがした。
裏に返っての蔵の場面。初めて見た。
この場面で金を脅し取るために、日本駄右衛門は「浜松屋」で
弁天小僧の正体を見顕している訳で、それは伝わったのだが、
その後の「浜松屋の若旦那が、実は日本駄右衛門の子だった」とか、
「弁天小僧が浜松屋の旦那の子だった」みたいな話が出てくる。
ここで、客席がウケる。ウケるべき科白・設定ではないと思うんだが。
パロディなのかねえ。
後はお馴染みの「勢揃い」から、屋根の上での立ち回り。
白っぽい屋根に黒っぽい衣装でバランスが良い。
脇の敵役の動きが良い。さすが。
その後なぜか「青砥藤綱」が出てくる。(名題もそれをかけている)
50文の松明を買いにやらせて、川に落ちた10文を探していたら、
弁天小僧が投げ込んでしまった物が見つかった、みたいな話を
さらっとしているが、まあ、ムチャ。
個人的には、この趣向は面白かったが。
また、読んでいると談志のロジックがよく分かる。
金曜は、客先での打ち合わせが5時に終わった。
せっかくなので、何か見ていこう、という気になる。
時間つぶしに山野楽器に寄って、CDを3枚買って、
歌舞伎座へ。
「青砥稿花紅彩画」(白波五人男)の通し。
夜の部途中からで、「浜松屋」以降を見る。
菊五郎の弁天小僧、左團次の南郷力丸、
団十郎の日本駄右衛門。
まあ、「浜松屋」は普通。緊迫感はいまいち。
聞き慣れた科白でもあるが、やはり良いリズムやね。
ただ、役者のおかげではない。元が良いから、という感じがした。
裏に返っての蔵の場面。初めて見た。
この場面で金を脅し取るために、日本駄右衛門は「浜松屋」で
弁天小僧の正体を見顕している訳で、それは伝わったのだが、
その後の「浜松屋の若旦那が、実は日本駄右衛門の子だった」とか、
「弁天小僧が浜松屋の旦那の子だった」みたいな話が出てくる。
ここで、客席がウケる。ウケるべき科白・設定ではないと思うんだが。
パロディなのかねえ。
後はお馴染みの「勢揃い」から、屋根の上での立ち回り。
白っぽい屋根に黒っぽい衣装でバランスが良い。
脇の敵役の動きが良い。さすが。
その後なぜか「青砥藤綱」が出てくる。(名題もそれをかけている)
50文の松明を買いにやらせて、川に落ちた10文を探していたら、
弁天小僧が投げ込んでしまった物が見つかった、みたいな話を
さらっとしているが、まあ、ムチャ。
個人的には、この趣向は面白かったが。