鮮やかな
花々のカーペットに
圧倒される
一枚の絵みたいな
移りゆく
ココロ模様みたいな
色とりどりの世界に
しばし
時間を忘れる
冬は はかない
雪のような
春先は 少し
うつむきがちな
初々しい
清らかな乙女のような
そんな 花々に
ココロ洗われる
春ど真ん中には
桜の 壮大な
存在感に ハッと
させられ
梅雨の頃には
紫陽花や ラベンダーの
憂いを 感じさせる
切ない 蒼のグラデーションに
ココロ打たれる
そして 夏の匂いを
日差しが 運んでくる頃には
大好きな ブーゲンビリアや
百日紅のように ハッとするほど
情熱的で 意志ある
朱の グラデーションに
ココロかき乱される
春を あんなに
楽しんでいたのに
もう 夏を
待ちわびているなんて
なんて 急ぎ足で
気の早い ココロモチよ
でも きっと
アツイ夏がきたら
笑うんだ
そう
昔は
あんなに
キライだった
形容詞
「ひまわり」みたいな
とびきりの笑顔で
鮮やかに
空に向かって