冷静と情熱のあいだ

仕事帰りの

信号待ちに

ふと見上げると


「意志ある空と」


目が合った


まだ

後ろ髪ひかれている

かのような

青空のカケラと

美しさを

発揮できる

僅かな時間を

待ち侘びていた

夕焼けが

絶妙なコントラストで

人々が

思いがけず

宵闇に

紛れてしまわぬよう

照らしてくれていた


清々しいブルー

燃えたぎるレッド

それらを

バランスよく

持ち合わせた

こんなにも

奥行きある

昊のような

ヒトになれたなら


まだまだ

だなぁ

キボウヲミイダス

今年は

庭木の葉が

紅く色づく前に

落葉してしまい

カラカラと

音を立て

晩秋の風に

舞っています


なかなか

グンと

冷え込まない

からかな


でも 木々は

解っているんですよね

次の季節を

受け入れるために

何をすべき か


無防備に

なりながらも

漲る生命力

陽の当たる方へ

グンと

枝々を 目一杯

突き上げ

その先には

まだまだ

固いけれど

明るい未来を

意図するかの

ように

新芽の蕾が


そう確かに

そうソコに


今

しなければ

いけないコトは

きっと

全ては

未来のため


瞬間 瞬間

躊躇うコトも

後悔する間もなく

受け容れて

昇華していこう


明日 もっと

笑っていたいなら

今 目の前にある

ソレを

ただ