ボクは
黄色い鳥
鳥籠なんて
なくても
脚に
小さな輪っかなんて
はめられなくても
ちゃんと
とべるよ
ちゃんと
還れるよ
ボクは
黄色い鳥
シアワセの象徴だね
なんて
重宝がられる
けれど
ホントは
みんな
知っている
それに
気づくのは
自分自身なんだって
ただ
伝えたいとき
届けたいとき
はずかしかったり
むずかしかったり
する時は
どうぞ
ボクに
託してごらん
キミと
キミの大切なヒトが
何色かの糸で
繋がっているのなら
それを
たよりに
運んであげる
でも
時に
糸が絡まったからって
ボクの仕業じゃ
ないからね
両の端から
うまく
やさしく
手繰り寄せれば
ほら
いつのまにか
魔法みたいに
解けるモノさ
ボクは
黄色い鳥
自由に
とべて
いいわねぇ
なんて
羨ましがらないで
キミも
とべるよ
キミも
なれるよ
シアワセを
はこぶ
メッセージャーに
ボクに
気づいてくれた
やさしい
キミ
だから