させぼ moonlight serenade

自身の取扱説明書です
きっと

ダザイ、シッカク

2021-03-15 00:26:00 | 日々のこと



太宰治
嫌い

云うなれば

好き過ぎて
嫌になる


もちろん
真の太宰治なんて
知らない


作品
通して


邂逅録
通して


太宰治
悪の華

云うなれば


無邪気すぎる
色香
振り撒いて

いや
花さえ翳む花瓶
なのかも


自身に相応しい
花瓶を見つけた
懐わせ

想いきり
咲かせた途端に
気付かせるのだ

二人
水の繋がり
過ぎない

養い合い
補い合い
しない

ただ
互いに
咲き
互いに
どちらが
朽ちるか
割れるか

見届けようか
見届けまいか

ふらり
ふわり
彷徨う末路の


女。
子。
戻れる瞬間
好き。
だと
云うならば

女。
母。
だの
師。
だの
役割
兼ね
担わなければならぬ
其れが
嫌い。
云わざるを得ぬ状況


おい、太宰よ、目を醒ませ

おい、太宰よ、耳傾けよ


そう
ヤキモキさせる

あぁ
人たらし


人間
人間
生まれた時点
尊ぶべき
だから

敢えて
云わせてもらうならば


まだまだ
遣り残したコトが
あったろう

まだまだ
返さねばならぬ恩が
あったろう


愛され過ぎて
愛し方を
忘れる
とは


あぁ
太宰

貴方
失格

人間
して
ではなく


人格者
して


コメント
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