
ずっと
読みたかった一冊
登山が趣味だとは
意外だった作者
の
山行エッセイ要素も
愉しめる内容だった
ワタシも
山女の端くれ
まだ未踏
の
本州や海外の山岳ガイドブック
にも
なりそうなくらい
現地の空気感や空の色迄
ページを捲る度に
伝わってきて
読了後の清涼感は
まるで
登場人物たち
と
一緒に山行を
一山一山愉しんだ
ココロモチだった
山行には
沢山
の
ルートがあり
目的や娯しみ方もある
独りで歩むコト
を
望むモノ
他者と常に分かち合うコト
を
望むモノ
まるで
其のヒトの人生観そのものだ
どういうルートでも
どういう目的でも
どういうメンバーでも
たったヒトツ
いや
フタツ
共通する
ルール
が
ある
自身の脚で歩みを進める。
というコト
と
必ず無事に下山する。
というコト
此れらを蔑ろにしたら
全てが台無しだ
そう想うと
やはり
人生論と重なる
実際
に
ワタシ
が
山へ向かう
きっかけ
や
理由
は
ー行きたいー
から
と
いう
シンプルな理由
が
ほとんど
で
変換するなれば
ワタシ
が
人生
で
何かにトライする理由
は
ー生きたいからー
(生きるって愉しい!と実感したいから)
なんだと想う
その最中
は
真面目に
慎重に
でも
出来るだけ
ワクワク出来る
自身のペースで
取り組むコトを
信条とする
他者の評価
よりも
自身がココロから笑った声が聴きたい
から
そんな
一匹狼風を語っても
いつも
救われるのは
無事を案じてくれる存在
や
帰りを愉しみにしてくれている存在
が
常に居てくれるから
誰かの不在によって
はたまた
誰かと分かち合うコトによって
結局は
生かされている
と
辿り着けるのだ
あと何回
山へ向かうのか
あと何年
生き延びるのか
奇跡のような条件が
実は重ならないと叶わないコト
を
つい忘れがちだけれど
心身が健やかでいるコト
こそ
其れらのウォーミングアップ
であり
すべての源
だと云うコトだけは
常々
意識していたいなぁと想う
