ワタシが住む街でも
此処数年の
雁字搦めから
解き放たれたかのように
たくさんのイベントが
復活して
賑わいをみせている
人混みがニガテになり
あまり他者と連れ立って
出掛けるコトをしなくなったから
ほぼほぼ無縁な日々だけど
昨夜は
イベントの一企画として
運営された
天燈に惹かれ
愛犬の散歩と託けて
覗いてみた
天燈は
諸説あるみたいだけれど
無病息災などの祈祷を込めて
昊へ還す意があるとか
夜空に
仄明るくも
無数の天燈が集い
飛び立つ様は
なんとも云えず
美しく浄らかだった
イベントなので
有料かつ
電球とヘリウムガス化されていたけれど
きっと
其処に掛けた願いと
見上げた瞳の光は
本場さながらだったのではないだろうか
ヒトは
いつの時代も
願うコトを
祈るコトを
尊ぶ
ましてや
清らかな世界に憧れ
更には
其れに
永久不変を求める
自身は
無力だ
微力だ
祈るコトしか出来ないから
そう
謙虚に開き直れば
さぞラクになれるし
救われるだろうけれど
一歩踏み出した後や
叶った先を
イメージする迄が
祈りびとの責務だと想う
ワタシも
日々
願うコトがある
祈るコトがある
天に乞えば
応えてくれるだろうか
天に乞えば
叶えてくれるだろうか
いや
天は
いつも
見守ってくれるだけ
決意に満ちた
表情を
天は
いつも
照らしてくれるだけ
岐路に立ち
迷う視線を
天はいつも
醒ましてくれるだけ
必要以上に熱を帯び
空回りするココロを