させぼ moonlight serenade

自身の取扱説明書です
きっと

トルニタラヌ

2022-10-17 11:02:00 | 日々のこと



最近
SNS上で
気になる記事があった

生物学者の方が
「人間の寿命は本来四十年
あとは生活環境の改善と
医学の進歩によって
生かされているだけ」
と説き
「よって本来なら存在しない
四十代以降は自由にのびやかに
生きるべきだ」
自己解放論で
結んでらした

なるほど

寿命から十年
生き延びている身には
妙に説得力ある論説だ

様々な役割を担い
なんとか辻褄合わせしながら
此処までやってきた

役割を終え
ホッとしたような
物足りないような
昨今

あぁ
生きてる。
のではなく
生かされている。

だから
どこかしら
他人事みたいに
日々を
人生を
俯瞰している気がしてならなかったのか!
納得している自身がいる

ワタシが食べたモノが糧となり
ワタシが選んだモノだけが経験となる

そう鼓舞して駆け抜けた前半戦
比較すると
かなり
なりゆき任せな後半戦

でも
其れを気に入っている自身もいて
あーでもないこーでもないと
頬膨らませるコト無く
そう来たか
ま、いいか
受け流す気楽さを
愉しめるようになった


此の本のタイトル

「月とコーヒー」

其れは
まさに
人生後半戦の象徴

著者のあとがき
こう記されている

『この星で生きていくために必要なのは
「太陽とパン」の方でしょうが、
この世から月とコーヒーが
なくなってしまったら
なんと味気なくつまらないコトでしょう。
日常を繰り返していくために
なくてはならいもの
それは場合によっては
とるにたらないものであり
世の中から忘れられたもの
であるかもしれません。』


24のショートショート

少し刹那くて
少し淋しいモノばかり
でも
じんわり
読了後には
あたたかさや
清涼感に包まれている


あぁ
コレコレ

日々
欲する

取るに足らぬモノ

ワタシだけが知っている

ワタシだけが納得していればいい


そんな
感覚



コメント
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