「さみしいねぇ」
「さみしいよぉ」
ようやく
そのコトバを
泣きじゃくるコトなく
伝え合えた
昨夜
不意に
末ムスコから
電話をもらった
なんでもないんだけど・・
と
前置きしながらも
話すネタが
互いに
溜まってきた頃だったから
うれしかった
愛犬が
旅立ったコトを
離れて暮らすカレに
伝えてから
ひと月半が過ぎた
哀しみ。
を
抱きしめながらも
それぞれの場所で
したいコト
や
せねばならぬコト
に
向き合っている間に
其れは
愉しかった想い出。
によって
さみしさ。
へと
昇華しつつある
共感できる相手が
居てくれるのは
有り難いコトだ
ヒトは
ヒトリでは
生きていけない
でも
感受性
は
それぞれだから
なかなか
そういう存在
は
出逢えない
若かりし頃
は
たのしい。
を
共感できるヒト
を
最優先
に
していた
妙齢の頃
は
刹那さ
で
縛るヒト
を
欲した
この頃
は
そう
さみしさ。
を
汲み合えるヒト
に
感謝する日々
だ
なんとかしよう
とか
なんとかしてもらおう
とかじゃなくて
越えた先
の
笑顔
だったり
振り合う手
だったり
さみしさ。
は
最初から
さみしさ。
ではなく
いとしさ。
だったり
あたたかさ。
だったりが
時を経て
姿形を変えたモノ
感謝
という
攪拌棒
で
ゆっくり
ゆっくり
混ぜた故の
これから
幾つの
さみしさ。
に
向き合っていくだろうか
そうそう
ナイけれど
確実に
増えていくだろう
其れが
齢を重ねるというコトだから
その都度
先ずは
自身で
かなしみ。
を
消化しつつ
さみしさ。
へ
昇華できたコトを
共感したり
讃え合える存在
を
大切にしていきたい