ゴールデンウイークの
終盤
それは
とても
うれしい出来事
だった
心底いいヤツ。
な
オトコトモダチが
予告ナシに
ウワサの恋人を
伴い
来店してくれたのだった
便りのないのは元気の証拠。
とは
よく云ったモノで
姿見ぬ
この数ヶ月
しっかり
じっくり
愛を育んでいたようだ
以前
恋をしたい。と
切実に
打ち明ける彼に
何度
励ましたコトだろう
きっと
最後に笑うのは
あなただよ、大丈夫。
と
呪文のように
繰り返し唱えたっけ
最後の恋を
引き連れて
やってきた
カレの表情には
いつもの笑顔に
混じって
決意のような
責任感のような
いままで
見たコトない
オトコらしい
スパイスが
加味されていた
出逢うタイミングも
恋を始めるタイミングも
ただ
その時が来るまで
気がつかないだけで
誰しも
与えられるチャンスだから
自分を信じ
まだ見ぬ君を
夢見続けた彼が
ココロからの笑顔で
「待った甲斐がありました」
そう呟いた時に
なんだろう
ワタシまで
靄が晴れた
キモチに
なったんだよ
大切なトモダチには
シアワセで
いてほしい
大切なトモダチには
元気でいて
ほしい
あなたらしく
あなたのままで
いられるヒトと
添い遂げてほしい
トモダチのシアワセを
願えるのが
真のトモダチ
なんだろうな
心配したり
一言余計なのは
赦してよ
すべては
祝福するあまり
だからさ
おめでとう
末長くお幸せに
月並みだけど
伝えたいキモチほど
そう
シンプルな
モノだから
いつも
いつの時も
