あなたが
描いたモノへ
そっと
コトバを添えてみたい
そう
云いかけて
やめた
其れは
旅の終わり
の
ようなモノ
ようやく
荷物と
腰を
おろしたばかりなのに
次なる
方向性など
まさに
愚問
完了形
に
何を
添えるというのだ
あなたの
自身で完遂するトコロに
たしかに
惹かれた
キミが
紡ぐコトバを
そっと
何色かで染めあげてみたい
そう
云いかけて
やめた
其れは
旅の始まり
の
ようなモノ
行く先々
で
きっと
沁み渡らせていくモノ
其れが
旅の醍醐味
未来形
に
何を
添えるというのだ
キミが
自身で組み立てていく姿に
たしかに
惹かれた
せめて
いま
此の瞬間の
互いの
瞳に映る
違い
を
コトバに発さぬ
想い
を
各々
内包するコトで
あぁ
結局は
それだけで
満たされているコト
を
識る
充たされていくコト
を
知る