たしか
同い年
だったな
数年前に
突如
現れた
彼女とは
ほんの
しばらく
ご近所さん
だったの
だけれど
とても
印象に
残っている
多田布美子さん
～現代抽象画家～
木洩れ陽の
ような
最後のデートの日
ワイパー越しに
見てた
雨粒の
ような
刹那くも
未来を
信じたくなる
画風
と
あざやかなのに
くぐもった
闇を
抱えている
ような
まさに
オンナそのもの
みたいな
色彩に
魅了される
久しぶりに
届いた
個展の
お知らせ
いろんなコトが
あった
と
風だよりに
聴いていた
逢いたいなぁ
遠いなぁ
駆けつけたら
驚くだろうなぁ
何処かへ行きたい病
は
秋の流行り病
だれかに逢いたい病
も
然り
そんな
渦巻くキモチも
彼女の作品を
眺めていたら
「いいじゃない
ステキじゃない」
って
微笑んで
もらえそう
でも
行けないや・・
臆病モノの
ワタシは
彼女に
もらった
フェルトの
コサージュを
胸に
この地で
ワタシを
がんばろう
いつか
また
逢えたらいいな
いつも
「いいじゃない！
ステキじゃない！」
って
励ましてくれた
彼女に
笑うと
泣いてるみたいに
目が無くなっちゃう
彼女に
名前同様
いつも
美しい布を
纏い
風を受けて
微笑んでいた
絵画のような
彼女に
～多田布美子展～
2014.10.6（月）～11（土）
11:30～19:00
（最終日は17:00迄）
《なびす画廊》
東京都中央区銀座1-5-2
ギンザファーストビル3F
03-3561-3544
