欺きやすい 雪の白さ
誰もが信じる 雪の白さ
信じられている雪は せつない
どこに 純白な心など あろう
どこに 汚れぬ雪など あろう
ー吉野弘「雪の日に」ー
なにかに
取り憑かれたように
なにかを
振り切るかのように
時間さえあれば
山へ向かう
ワタシ
を
内心
大丈夫か?
と
案ずる方々
も
いらっしゃるようですが
安心してください
ワタシは
元気です(笑)
・・元気だから
出来るコトでも
あるのですけれど
ね
一昨日
は
仕事が休みの日
だったので
ちょっとだけ
足をのばして
佐賀・相知
の
八幡岳へ
行ってみました
当初
は
作礼山に
登ろうかな
と
想っていたのですが
何処でどう間違えたのか
解らないまま
此方へ
導かれるかのように
辿り着いた
其処は
まだ
雪の残る
美しい場所
でした
麓
の
蕨野
は
江戸時代
に
築かれた
棚田
と
五百羅漢
が
有名で
時が止まったような
趣ある場所でした
山道は
凍結していたので
麓に
クルマを
停め
ウォーミングアップ
を
兼ねて
五百羅漢像
を
参拝してきました
何処となく
神秘的な空気感の中
一体
一体
の
穏やかな表情
に
ココロが
落ち着いていくのが
わかります
微笑ましく
愛らしい
奉拝者たち
の
足跡
に
思わず
ニコリ
採り忘れたらしい
葉物野菜
からは
菜の花が咲いていて
ちいさな
春を
予感させて
もらえました
さて
行きますか
一見
マナー違反⁈
と
眉を顰めた
空き缶たち
も
風が吹くたび
カランカランと
なんとも
心地よい音を
聴かせてくれて
あぁ
きっと
イノシシを
寄せ付けないための
工夫なのかな
と
想いましたよ
ずっと
続く
棚田の風景
を
眺めながら
歩く
歩く
またもや
ひとり
ハン・ソロ
凍結保存ごっこ(笑)
照れ隠し
に
記念撮影
いつか
あの頂を目指したいな
いつもより
近くに
天山
を
仰ぎ見る
今回は
山頂登頂は
時間的にも
適わず
最終目的地は
太平展望所に
決めました
棚田の雪景色
とても
美しい眺め
でしたよ
ん?
恋人たちの
聖地なのかしらん?
記念撮影用
かしら
ね
あたたかい
お茶を
ゆっくり
流し込んで
さて
下山
恋してるように
紅く染まって見える
杉の木立を
眺めながら
あれ?
そういえば
花粉症だったよね
ワタシ・・
ふいに
現実に
戻る(笑)
このまま
今年は
症状が
出ませんようにと
祈る
祈る
間違えたのも
なお
愉しい
立春過ぎ
の
爽快山歩き
でした