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ときどきは
皮肉や
憎まれ口
も
溢れるけれど
ボクは
キミの
口角が
しかりと
上がった
くちびる。
が
ダイスキ
だ
何処で憶えたの?
なんて
おそろしくて
聴けやしない
甘い台詞
や
ボクの母親より
愛情深げに
呼ぶ
ボクの名前
それらが
溢れる
そのたびに
ボクは
キミのくちびる。
に
見惚れてしまう
キミのくちびる。
を
くれないか?
そう
真顔で
云ったなら
キミは
どんな顔で
ボクを
見るだろう
カラダだけが
目当てなのね!
なんて
またまた
何処かで
憶えてきた
陳腐な台詞と
苦笑いで
躱されるかな
キミのすべて
は
キミで
創られていて
キミのくちびる。
も
もちろん
キミで創られているから
美しい
せめて
ボクに
贈らせてくれないかな
1本の口紅
を
キミに似合う
その紅
が
キミに
微笑み
と
自信
を
絶えず
与えてくれると
いいな
時々は
くちびる伝いに
還してくれたら
うれしいよ
キミが
いまを
生きている証
を
・・・なんてね
あ、やっぱり
カラダ目当てね!
なんて
ボクの頬を
抓りながら
笑う
キミの
花びらみたいな
くちびる。
が
ボクは
そう
とんでもなく
ダイスキ
だ!