PIKEなMINICAR

昔々デザインをしたパイクカーたちが主人公のブログです。
ちひさきものはみなうつくし。

尺貫法とメートル法

2019年04月10日 | ファブラボ
新学期から始まる模型製作の授業の教材。
左側は昔ながらの茶筒のサイズ。
本体と蓋と中蓋の三点セット。
これをスチレンボードなどを使って、検討用模型を素早く作る練習です。

茶筒は直径が2寸6分半といわれるサイズ。
「半」というのが何ともゆるい表現です。
一寸は3.030mmなので、直径は約80.31mmになります。

右側は中棗(ちゅうなつめ)のサイズ。
直径が2寸2分。約66.67mm。
これまで身の回りにはメートル法しかなかったので違和感のある寸法です。

とても複雑な寸法ですが、3Dプリンタならば近似値モデルを簡単に作ることができます。
水平面の積層が苦手な3Dプリンタの特性を利用して、粗い鉋目風に仕上げてみました。

このように基本形状は3Dプリンタを使っても、本体と蓋のエアタイトな合わせは手仕上げ。
ふわっと空気が抜ける感じは3Dプリンタにしては上出来。

ブログランキング・にほんブログ村へ

Comment
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする