海山の創作ノート

工房T 海山の書、印、絵、版画、工作、etc.日々の暮らしの中で出来た作品を紹介します。 さて、今日は何を作るかな。

No.1321 部崎灯台その2

2018-10-31 | 山頭火






部崎灯台 その2

昨日、印材の重石で作っていた灯台の1階部分から、順調に部品をのり付けしていって、昨夜完成しました。

その2 ですから、ちょっと一工夫しています。

どこか分かりますか。

灯台ですから、灯台らしく、灯りを灯せるように作りました。

ちっちゃなLEDライトを入れてみました。

ちゃんと点っていますよ。

もちろん、細かな所もその2 の方がよく出来ています。


No.1070 2018書き初め その4

2018-01-05 | 山頭火


2018書き初め その4

もう一つ山頭火で、「壺の水仙、私の春は十分」

良い句です。気に入りました。

書の方も、自分らしさが出ています。

前回作と同じ色紙ですが、この紙は、何とも言えない不思議な感触、筆の当たり、墨の乗り具合です。

(古画箋色紙、墨)


No.1069 2018書き初め その3

2018-01-04 | 山頭火


2018書き初め その3

山頭火の句「ほんにあたたかく人も旅もお正月」

山頭火はこの時どこで正月を迎えたのでしょうか。きっとこの時は歓迎されたのでしょう。しかし、いつもそうではなかったはずです。放浪の身には、むしろ、辛い時の方が多かったはずです。

だから、この旅この時は、一層、人の温かさが染みるものだったのでしょう。

この書き初めは、一月二日にしたものですが、昨日三日は、私もちょっと旅をして、山頭火が泊まった宿が全国で唯一現存している、日奈久温泉の木賃宿「おりや」にも立ち寄ってきました。

(今回の旅の目標は山頭火ではありませんでしたから、ちょっと寄っただけです。しかも、鍵がかかっていてお休みでした。「おりや」はもちろん宿として営業しているわけではなく、当時のまま保存されているという状態です。だから、かなり老朽化しています。10年ほど前に訪れて中を見学しましたが、ほぼその時と同じ風情でした。)

この日奈久はどうだったのでしょうか。

さて、書の方ですが、実家で見つけた古~い色紙、シミだらけなのですが、本画箋の色紙ですから、腐っても鯛、良い味が出ました。

不思議な風合いです。30数年の時を経て、この紙はどんな風に変化したのでしょう。

(本画箋紙の古色紙、墨)

No.1011 どこからともなく…

2017-09-29 | 山頭火


書 「どこからともなく雲が出て来て秋の雲」山頭火の句

久しぶりの山頭火ですね。

いつの間にかすっかり秋らしくなっていますので、こんな句を書いてみました。

書き立てホヤホヤ、まだ墨は乾いていません。

「聴海」で摩った墨の宿墨です。

さりげなく、自分らしく。

(墨、画宣紙半折1/4)

No.616 さくらさくら

2015-04-04 | 山頭火


「さくらさくらさくさくらちるさくら」山頭火の句

今度は山頭火の桜の句です。

よく見ると、まだつぼみもあるし、風雨に負けずに
咲いている花もあります。
漢字で書くと、咲く桜散る桜、分かりやすいのですが、
ひらがなにすると、花びら一枚一枚が
ひらひらと舞っているようです。

(ハガキn)