山頭火 小郡、防府の石碑案内 その三
護国寺
立派な山門と石碑が見えてきますから、すぐにわかります。
7~18 境内には、山頭火の句碑十一基と山頭火の墓石。そのほとんどが自筆による句碑です。したがって、句碑として見応えのある良いものが多いのです。資料展示室もありますが、今回は見ずに先を急ぎます。
7 酔うてこうろぎと寝てゐたよ (自筆) 護国寺
8 木の芽草の芽あるきつづける (自筆) 護国寺
9 ほろほろ酔うてこの葉ちる (自筆) 護国寺
10 雨ふるふるさとははだしで歩く 護国寺
11 落ち葉ふる奥ふかく佛をみる (自筆) 護国寺
12 涸れきった川をわたる (自筆) 護国寺
13 分け入れば水音 (自筆) 護国寺
14 枝に花が梅のしずけさ (自筆) 護国寺
15 うしろ姿のしぐれてゆくか (自筆) 護国寺
16 おたたも或る日は来てくれる山の秋ふかく (自筆) 護国寺
17 こんなにうまい水があふれてゐる (自筆) 護国寺
18 てふてふうらからおもてへひらひら (自筆) 護国寺
種田山頭火の墓です。
(続きはまた明日)