西東三鬼の句
「薄氷の裏を舐めては金魚沈む」
なんとも斬新な句ですね。
実際に、外で飼育している金魚の池には薄氷がはっていました。
それほどの寒さです。
しかし、残念ながら、下に沈んでいる金魚達はじっと動かない。
仕方なく、室内の水槽の金魚にモデルになってもらいました。
室内の金魚達は、寒さを感じてはいないのでしょうか。
年中動き回っていますが、季節を感じなければ、産卵もしません。
冬がなければ、産卵の春も来ないのです。
もう一枚、もう少し金魚の姿のわかるのを。
(はがき画仙紙・墨書)
ともんの版画も更新しました
東錦という金魚です。
もう少し見え易い画像も、もちろんあるのですが、あえて分かりにくいのにしました。
この金魚、鶏卵よりちょっと小さいくらいの胴体を持っている4才魚です。