文房四宝
2006-12-12 | 工作
この写真に写っている物は、下に敷いた毛氈以外は、全部自作です。
いわゆる文房四宝の硯、墨、筆、紙と、その他の書の文房具です。
上から、竹の筆筒。
その中にさしてあるのは、竹の紙刀(紙切り)と葛筆およびその材料の藤葛。
右横は、陶の印合(印泥を入れるもの)そして、陶の印。
その下は、陶の曲がり屋型水滴。
左下、手漉き半紙再生紙。それを押さえている陶の書鎮。
その右、陶の墨台。
その上に載っているのが、握り墨。(昨日紹介しました)
その右が、藤葛の筆。
そして、陶の筆置き。
一番下が、陶猿面硯。
こういう風に並べると、なかなか気分のいいものです。
ここまでの手造り・・・。
どれもいいけど
一番気に入ったのは
手漉き半紙再生紙。
紙をたくさん使うから
紙を大事にされているのですね。
これらの みんなの ハーモニー
書かれたものも 拝見したい。
実はこの紙厚くてごわごわです。
とても書けたものじゃないですね。
ハガキサイズくらいならなんとか書けそうなものもあります。
しかし、紙はやはり職人の技が必要です。
筆はなんとか面白いものが書けるかもしれません。
まあ、挑戦はしてみます。
書をやってらっしゃる方は、皆さんそうなの?
でもきっと、ここまで自作される方って、
少ないんじゃないでしょうか?
kobottomoさんって、本当に起用なアーティストですね。
そうなのかもしれませんが、
しかし、逆に貧乏だからいろいろと作ってしまうのです。
高くて買えないとか、似たようなもので代用できるとか、
もったいないとか、自分にでもできそうだとか、
そして段々と、自分でできることはやってしまう、
という風になっていきました。
普通の書道をする人は、興味はあっても
ここまではしないでしょう。
でも、結構普通ではない人、知ってます。
考えてみれば、職人さん達は自分で自分の使いやすいように、
道具を作っています。
例えば、指物師さんは、カンナとかノミだとか。
そう考えれば、当たり前だと思うのですが。