海山の創作ノート

工房T 海山の書、印、絵、版画、工作、etc.日々の暮らしの中で出来た作品を紹介します。 さて、今日は何を作るかな。

握り墨

2006-12-11 | その他


何か分かりますか?
墨です。まだ柔らかいうちに、手で握ったそのままの形で固まったのです。
こういう墨を握り墨といいます。
普通の墨は木の型に入れて形を作っています。

これは学生時代に作ったもので、もう30年も経ちました。
もちろん、墨屋さんが墨作りのほとんどの行程をやってくれていて、
形を作る段階だけで、作ったなどとは言えたものではありません。
しかし、とても愛着がわいて、使わずにしまって置いたものです。
ふとしたことで思い出して、探し出しました。
そろそろ、墨として働き盛りの年頃になってきましたので、
使ってみようかと思います。
(墨は、その原材料の一つである膠(ニカワ)の具合で、使いやすい年代があります。作られてすぐは手にべたつきます。製造されてから30年から60年が働き盛り、つまり、発色やのびがその本来の力を発揮するといわれています。また、その後は枯れたいい味になっていくと。そして、100年くらい経つと膠が力を失ってぼろぼろになってしまうということです。)

おもしろ印  アリガトウ

2006-12-05 | おもしろ印


この前見に行った展覧会、詩人の眼 大岡信コレクション展の招待券をくださった方へのお礼の気持ちです。
僕にとってはとても参考になった展覧会で、ヒントをたくさん貰ったように思います。
それで、気合いを入れて、思い切り遊んでアリガトウの気持ちを込めて、
蟻10匹にチケットです。
紙に凸凹があるので、一匹一匹の蟻の表情が変化して、面白くなりました。
既に投函しましたので、手元にはありません。
はがき、水彩色鉛筆、銀ペン、筆ペン、鉛筆

おもしろ印  2006.12月カレンダー

2006-12-04 | おもしろ印


お待たせいたしました。
正しい2006年12月のカレンダーです。

上下を入れ替えています。
これでおわかりかと思いますが、
曜日印、数字印、月印の3つの合体なのです。
ちょっと面倒ですが、作ってしまえば、
これからずーっと使えるカレンダーになります。
ただし、1日が何曜日からはじまるかのよって、
土日の位置が違うので、見にくい、といえば、見にくいのですが、
仕方ありません。

既に全部出来ていますから、後は押すだけです。
数日前のは、2007年のカレンダーの写真を間違えてUPしてしまったのですが、
あれはあのままにしておきます。

絵  抽象1

2006-12-03 | 

昨日より抽象づいていまして、もう一つ抽象を。
これも、旧作ですが、いつも壁に掛けています。
何気なくパステルで描いたものですが、その時の明るく軽い気持ちがよく出ていると思い、
捨てきれずに、自作の額に入れています。
いったい何を描こうとしたのか、自分でもさっぱりわからないのですが、
手が勝手に描いた、という感じです。
落書き、でも、これが原点のようの思います。

作品 はがき大
額 はがき用、木、カシュー塗り

書  頁

2006-12-02 | 


2年前の個展の時の作品です。
この頃から抽象絵画的なことを考えて作品作りをしているようです。
頁という字の金文ですが、正に自分にとっての新しい1ページの始まりでした。
明るい表現を目指していたようです。
今日、大岡信の抽象絵画のコレクションを見て、なんだかもやもやしたものが
晴れたような気がします。


おもしろ印 12月カレンダー

2006-12-01 | おもしろ印


早いものでもう12月です。
毎月1日は、おもしろ印のカレンダー、ということで、なんとか投稿できました。
12月は、なかなか難しくて、
丹頂鶴とポインセチアという変わった取り合わせになりました。
いろいろと忙しい月ですが、体に気をつけていきましょう。