海山の創作ノート

工房T 海山の書、印、絵、版画、工作、etc.日々の暮らしの中で出来た作品を紹介します。 さて、今日は何を作るかな。

No.1281 版画用ローラー もう一つ

2018-09-15 | 工作




版画用ローラー もう一つ

久しぶりに赤の版画用ローラーを使おうと思ったら、表面に貼った紙が剝げてきたので、新たにもう一つ作ることにしました。

昨日、ラップの芯の穴とペットボトルキャップの大きさが、ほぼ同じであることが分かったので、これなら簡単に数が作れるのです。

2個目は手慣れたものですから、すぐに完成。

赤のインクで一摺りしたところです。

ついでに、下の写真。

今までいろいろな材料で自作したり、使えそうな市販のものを利用していますが、こんな風に、すぐに使えるようにしています。


No.1280 「朝」

2018-09-14 | 版画


「朝」

ほぼ同じ版を使って作ってきました。

今までは、青の作ということでしたが、今回のは三原色と白です。

やはり複雑な色合いになりました。

ただ、白の版を何度も使いましたので、かなり傷んできました。

なんといっても、紙の版です。

水分が完全に乾く前に次のインクを乗せると、段々と紙がもろくなってきます。

合計で100回くらいは摺ったと思いますので、そろそろ終了です。

良い色が出たので、ちょうど良い頃合いですね。

(紙プレス版画 4色5版 はがき大)


No.1279 版画用ローラー

2018-09-14 | 工作


版画用ローラー

いつも使っている版画用ローラーですが、ずっと使っていると不具合も生じます。

白のローラーは、塗りムラがひどくなってきたので、新しく作りました。

今回の材料は、ラップの芯、ペットボトルのキャップ、園芸用針金、アルミ針金、鳥の子紙。

はい、例によって、ほぼ廃物利用。エコですね!

道具は、ペンチ二本、カッターナイフ、のり。これだけ。

ラップの芯とペットボトルキャップのサイズ合わせがポイントです。

ちょっとだけキャップの方が大きいので、少し削りました。

うまく入ってくれれば、後は、針金を曲げて、穴をあけたキャップに差しこんで、アルミ針金をストッパーとして締め付けて、ローラーの形になりました。

最後に、インクを着けるローラー面に、鳥の子紙を貼って出来上がりです。

さぁ、試しに今日も摺りますか。


No.1278 「月と海 朝霧」

2018-09-13 | 版画


「月と海 朝切り」

再度擦ってみました。

版、そして色の順番を同じにして擦りましたが、やはり全く同じというわけにはいきません。

かなり白が強いですね。

でも、これはこれで、きれいな色が出たどこ思います。

(紙プレス版画 6版3色 はがき大)

No.1277 「夏の日」(月と海を改め)

2018-09-13 | 版画


「夏の日」

「月と海」の版を更に重ねて、一応完成です。

しかし、最初の「海の上に浮かんで、ささやかに海面を照らす、月の光」というイメージとは違うものになってしまいました。

題を後から決めるならば、月でも太陽でも良いのですが、…。

これは、朝靄の中にぼーっと浮かぶ太陽という感じです。

それにしても、版を重ねると、インクの厚みで凹凸が有りますから、最後の版をは色ムラが出てきました。

それはそれで面白いのですが、重ね過ぎてもうまくないですね。

どこで止めるか、これも勉強です。

ただ、今回の版は切り進めタイプではなく、面倒でしたが一枚一枚、ちょっとだけ違う別々の版を作りましたから、再度擦り直しができます。

良い色合いの「月夜」を再現しようと思います。

(紙プレス版画 9版3色 はがき大)

No.1275 「月と海」

2018-09-12 | 版画


「月と海」

青の作 その5 の制作途中ですが、一枚だけ、きれいな色が出たので、これはここで摺りを止めたものです。

月明りにしても、現実的にはこんな色合いにはならないと思います。

いずれにしても、想像、創作の世界ですので、お許し下さい。

幻想的と言えば、幻想的です。


(紙プレス版画 はがき大)