それなりの ノタリ

地域活動がそれなりにやることがあって、かと言って、多忙というほどでもなく、ノタリの生活。

お盆のお経

2022年08月05日 | 父と母のこと

そろそろお盆になる。仏壇へのお経を上げるのを、両親が亡くなって以来、お寺さんに来てもらっていた。

しかし、コロナが始まった2020年のお盆から様子が変わった。それまではお寺から一方的に8月○○日に伺いますといった内容だった。それが、この写真のように変わったのだ。

コロナのため、お経を辞退することをお勧めします、といった内容に変わったのだ。如何にも、文面を読む限り、ご案内はしたけれど、出来れば辞退してくださいとの本心のようだ。

実はこのお寺、800件近い檀家がいて、普段のお勤めは住職と2人の息子と合わせて3人で、廻している。ところが、お盆のように檀家廻りが集中すると3人では廻り切れないのだろう。コロナ前までは、学生アルバイト(大谷大学)を雇って、うちのように少ないお布施の檀家には学生アルバイトに任せていたのだ。

それがどういう訳か、コロナになって以来、コロナにかこつけて、写真のような表現で葉書が来るようになった。察するに、アルバイトの確保が難しくなったのだと思う。

当方としては何が何でも、来てもらわなければならない事情がある訳でなし、お墓参りにはちゃんと行くのだし、両親の祥月命日(9月と11月)には来てもらうように予約も済んでいることだし、この3年間、辞退して来た。

それに今年は、神奈川に住む娘一家が来ることになっている。何かと、こっちとしても忙しい。

ま、来年はコロナも落ち着くのではないかとも思うし、仕方ないなぁと.........。


お墓の掃除

2022年05月15日 | 父と母のこと

3月のお彼岸には積雪があって、札幌ではお墓詣りができない。このため、雪が融けて、しかもそれなりに暖かくなってからでないと、ゆっくりと墓参りを兼ねてお墓の掃除をやることにしている。大体、5月の中旬になってしまう。

前回のブログアップから暫く時間が経過している。この間、母の日や老人クラブの総会があったりして、特に総会は自分が会長になるなどで、それなりに忙しかった。

神奈川県に住む長女からはカーネーションが贈られてきた。札幌に住む長男一家と次男一家は母の日当日にお菓子やらケーキなどたくさんのスィーツを持ってやって来た。「両家」が一緒になった。久しぶりの顔合わせだった。何と言っても、両方の子どもたちは初めて顔を合わせる機会だった。

驚いたことに次男の娘3歳が、長男の次男小3とは初対面なのに、孫娘が抱き着いて離れなかったこと。不思議な現象に唖然としてしまった大人たち。

雑草取り、お墓洗いなどしてお参りして、奥さんの家系の墓へ移動。

 

 

家内の方の墓は、4人が入っている。墓守は家内の兄(長男)の息子だが、東京に転勤となって、出て来れないので、家内が毎年、お墓の面倒を見ている。札幌に弟もいるのだが、墓掃除のことまで気が回らないのだろう。来たと言う話は聞いたことがない。

天気もまずまずで、出発から帰宅まで1時間半。気持ちも軽やかに帰宅できた。

 


彼岸の入り

2021年09月20日 | 父と母のこと

9月8日に父の7回目の祥月命日を迎えて、お寺さんに来てもらってお経をあげてもらった。

その12日後の今日は彼岸の入りである。我が家と家内の家のお墓は、同じ霊園にある。彼岸と言っても、春の彼岸はまだ雪が積もっていて、行くとすると若手(息子たち)にも来てもらって、スコップ持参してお墓を掘り起こすことが必要なため、なかなか行くことが出来ない。

せめて秋の彼岸には行って、お参りすることが年中行事となっている。お寺さんには来てもらわず、家族だけでお参りする。

このところ、朝と晩の気温の寒暖差が大きくなってきているので、そろそろ木々の緑が赤くなってきている~~色は悪いが。。。

ドウダンツツジは、本来、艶やかな深紅なのだが、茶色っぽい姿だ。

この霊園はまだまだ造成を続けていて、一体どこまで広げるつもりなのか、不思議に思う。しかも世界遺産を模倣した石造りのモニュメント?のようなものまで建設している。

英国にあるストーンヘンジを真似ている。本物はロンドンから300㎞ほど離れた場所にあり、紀元前2500年前から2000年の間に作られたものらしい。何のための建造物なのか未だに分かっていない、ということだ。

霊園のこの石造物も何のために造られたのか分からない。

来るたびに増えて行くのがこのモアイ像だ。何十基あるのか、何のために霊園の敷地に建てているのか、理解できない。こんなことにお金を使うくらいなら、お墓の価格を下げる方に使ってもらいたいものだが。。。

指が入ってしまって恐縮だが、モアイはずらーっと並んでいる。

霊園の総面積は180万㎡=札幌ドーム32個分の敷地面積。5万基を超えるお墓。道内最大の霊園だ。予定では7万基の墓石建立を目指しているそうだ。


お墓の掃除

2021年05月12日 | 父と母のこと

今日の天気予報は終日、晴れ。

数日前から、今日はお墓の掃除に行こうと、家内と決めていた。

予報に違わず、朝から快晴の天気。

10時半に家を出発。花は昨日のうちに調達済み。お盆とかお彼岸とかの日はこの霊園で販売する仏花は、比較的安くて質も新鮮なのだが、普通の日は逆に高くて弱っていると、家内が言う。

私の家も家内の家も同じ霊園に墓があるので、効率的だ。今は消えない線香とかロウソクがあるので、利用する。今日は風もなく、掃除している時も気持ちがいい。

3月のお彼岸には雪があるため来れないし、8月のお盆の前に掃除しておけば安心なので、毎年、二人でGW明けに来ることにしている。

これは父と母が入っている。墓誌には十分なスペースがあるので、自分が入るときには心配無用だ。

これは家内の家のもの。うちは過去に農民だったのか、浄土真宗・東本願寺派。家内のは日蓮宗・身延山派。南無阿弥陀仏と南無妙法蓮華経の違いくらいしか、知識がないのだが、そのくらいの違いなら、使い分けは出来る。

帰宅は12時ちょうどだったので、往復に40分、霊園2か所で50分と、スムーズにこなせたのは良かった。

それにしても、この春一番と思われる好天日に、軽装で行って来れたのは、巣籠りの毎日から大いに解放された気分になって、晴れ晴れとした気持ちになれた。


父母の年回忌

2020年09月09日 | 父と母のこと

今年は私の両親の7回忌だった。

父が亡くなったのは平成26年9月、その55日後に母が亡くなった。

近い間隔で双方が亡くなったので、3回忌のときもそうだったが、今回も二人一緒にお経上げてもらった。

父母は結局、札幌に来て16年半ほど札幌で居住していた。ただ母の持病が悪化して16年のうち旅行に行ったり、自由な時間を過ごせたのは8年だった。その8年は長期病棟に入院していて、数年間はリハビリも一生懸命やっていたのだが、最終的には寝たきりになって亡くなった。

父は16年半のうち16年は自分のマンションで独居だが、過ごすことができた。最後まで「自立」で認知症状もなかった。車で2分のマンションだったので、夕飯を届けたり、スーパーへの買い出しに連れて行くなど、出来るだけ不自由なことはさせない状態が長く続いた。

戦争を経験した世代の人は、強さが我々世代なんかと雲泥の差を感じたものだ。
(父は満州へ4年間の兵役、母は軍需工場での生産)

 

宗教は浄土真宗大谷派なので、亡くなったと同時に即仏となり、三途の川や閻魔様などとは関わらない。浄土に住んでいるのだから、その点では安心していられる。

今になっても、父母への申し訳ない気持ちは変わらない

まだ若かったせいか、体調の変化や病気の進展などに気が付かなかったことが多い。時々、胸を刺されたかのような気分になる。

悔やんでも悔やみきれない事象がたくさんある。

私が若いころは家族を連れたり、私一人でも出来るだけ新潟に帰ることにしていた。しかし、それもせいぜい2泊3日程度のことで、基本的には自分の居場所は札幌だった。30年以上、一人息子なのに親と離れ離れになってしまった。このことが私の心の中で負い目になっていたし、今でもそうした気持ちから抜け出せないでいる。

せめて毎日のお参りだけは、欠かさないよう心掛けている。

次男が精米歩合40%の純米大吟醸酒を持って来た。新潟の経済連との打ち合わせの中でできた新種の酒で、製造も酒米も新潟だそうだ。美味い。

7回忌とは言え、出席者は私たち夫婦2人+札幌在子ども夫婦2組4人+孫3人だけ合計9人だけで、お経だけしかない質素なものだけど、心は籠もっているものと自己満足している。

 

なお、前回の記事(敬老会を開くかどうか)については、役員会議で中止と決定した。


今年のお盆

2020年08月06日 | 父と母のこと

うちは浄土真宗・大谷派(東本願寺派)なので、お盆は宗派としては極めて大事な法事ではないのだが、他の仏教宗派がお盆、お盆というので、他に倣っているだけなんだそう。

それでも一般人の自分としては、お寺さんに来てもらってお経の一つも上げてもらいたいと思ってきた。

お盆の場合、お寺さんとしては多忙を極める。例年のお盆を振り返ってみると、大谷大学の学生でアルバイトらしき若い人が10~15分ほどお経を上げるだけ。

ところが今年はコロナ禍の真っただ中。例年どおり「○○日にお伺いします」との葉書が来たが、小さい文字で、「コロナの最中、遠慮したい方はその旨ご連絡ください」との添え書きがあった。

そんなことで、お寺に電話して「当方二人とも高齢なので今年ばかりは」とお断りした。

墓参りは11日(火)の午前に行く予定だ。


墓掃除へ

2020年05月06日 | 父と母のこと

いきなりのモアイ像。

これは霊園の広大な敷地内にある石像で、あまり品が良いとは思えないのだが、一部を除いてマスクをしている。コロナの収束を願ってのことだろう。

3密には該当しない場所なので、マスクは必要ないのだが、それでもクセになったか、外にいるときはマスクをしてないと何となく落ち着かない。

霊園には私と家内の家系のお墓がある。3月のお彼岸には平年では積雪があって、掘り起こさないと墓参りができない。そのため毎年5月に入ると家内と二人で墓掃除をすることにしている。

遠くに見える山は恵庭岳(標高1,320m 活火山)。よく登った山だが、山頂に近づくにつれ、溶岩流の登山道が崩れる状態で、8合目の「見晴台」から上は危険で登山禁止となって久しい。

崩落のため、山頂面積は以前の3分の1になっているという。

登ることのできたこと自体、今は昔の感あり。

墓掃除のほうは終えてスッキリした。

 

 

 


今どきのお墓参り

2017年05月18日 | 父と母のこと

今日の天気予報は昨日に続いて、快晴。

それではと、思い立ったように家内と出かけることにした。

霊園までは車で20分強の気安く行ける。

平日の何の行事の日でもないのだが、天気と「墓が汚れているのではないか?」との思いに押されて、そわそわと行った。

札幌の3月の春分の日(お彼岸)は残雪が大量に残っているのが例年のことで、お墓に通ずる道路は除排雪がされていても、お墓は息子たちが2人、スコップで掘り出すことをしなければ、参拝は無理。

両家のお墓に着いてみると、案の定、埃でまみれている。
中国の黄砂が西の風に乗ってやって来ているのだ。
6㎡の自由墓地ながら、墓や囲い、墓誌なんかも含めると、結構な仕事量になる

そんなわけで、ちょっと汗をかいたかな。

それでも気持ちは(自己満足なんだろうと思うけど)、天気のように晴れ渡った。