子供の頃に、中近東などの砂漠地帯では、石油よりも水の方が貴重で、水は
買って飲むものなんだと聞いて驚いたことがある。
事の真偽は不明だが、現役時代に初めて大阪に出張したとき、ホテルの洗面所の
水道蛇口から出てきた水。 臭いはあるし、透明感に欠ける。
とても飲む気にならず、生まれて初めて水を買って飲んだ記憶がある。
当時は外国産のミネラルウォーターばかりで、結構な値段だったような気がする。
水の質が良いとされる新潟育ちで、自然豊かな北海道居住の自分にとって、
水を買うという行為が信じられない思いで、そんな期間がずっと長く続いていた。
ところが、今や水はビジネスとしてかなり大きなマーケットになっているという。
SCの水コーナー 種類が多くて選びきれないのでは?
この水、北海道産で一番安いのではないか?
安いのもいいけど、1箱12kg。 複数箱ということになれば
とても年寄りでは自宅に持ち運べない。
そこで、うちの父にはネット通販で、2箱単位で買っているが、
1,000円ほどで宅配してくれて、部屋の中まで運んでもらっている。
しかも送料無料なところがいい。
父はマンションなので、口に入れる水(ご飯含め)はかなり質が劣るらしくて、
美味しい水はお茶やコーヒーを飲むにも、必需品なのだ。
我が家は一軒家だし、札幌の水道水は違和感まったくなしで、
美味しく使っている。 水道水に不満はまったくなし。
これは父が買っているニセコに近い黒松内の湧水。
札幌市水道局では、市民の8割以上を賄う豊平川の浄水場で
全市内に水道水の供給をしているが、
塩素分を除去してこんなペットも出しているくらいだ。~札幌の水
都市のマンション化が進めば、益々、美味しい水の需要は増えるだろう。
幸い当地は水不足などのことは起こりようがない(冬の雪)ので、
量的問題はないだろう。でも世の中、全国的に健康指向。
ますます美味しい安全な水への需要は高まるばかりだろう。