去年の1月5日に文字通り、倒れて、持病の糖尿病に腰の圧迫骨折がプラスになって、入院生活は1年と5ヶ月近くになる。
骨折の方はそれなりに安定したのか、「痛い」とは言うが、リハビリには元気に出かけるので、それほど辛いと言うほどでないかもしれない。
糖尿病のほうは、不思議な体質で、インシュリンを増やせば血糖値が下がる、減らせば上がるという、当たり前の「法則」が、この人の場合に限り当たらないのだ。
ただし、最近の2ヶ月ほどは高血糖はなくなり、低血糖はあるのだが、全然、平気でリハビリをしている毎日である。
歩行もゆっくりながら杖をついて心配なくなったし、喋ることもまとも。認知はないが、曜日と日にちをなかなか覚えられない。「百ます計算」なんかのドリルを持っていくが、間違いなくやれる。計算機能は遅いながらも、衰えてはいないようだ。
手紙もたまに書いている。ちょっと字が心もとないが、書く機会が少ないのだからこれもいたしかたないところだろう。
部屋は4人部屋。特にうるさい人はいないのだが、看護師さんの「手抜き」のためなのか、睡眠薬を飲んでグッスリ寝る。そのため、夜だけオムツをして、自然のまましている。朝、オムツを外す。
女なので、化粧はする、毎日、着るものを取り替える。
入院前に比べて、動作が遅くなったのと、インシュリンを自分で打てなくなったのと、夜のオムツ、この3点が変わったことである。
途中はいろいろあった。妄想、認知、動作不良、などなど。
しかし今の状態を見ていると、なんとなく退院できるのではないかと。
ただ、今、入っているのは一般病棟ではなく、療養病棟である。病気は落ち着いているが長引く人が入るところだ。来年からは、社会的入院が問題になっているので、大幅に病床が減らされることになっている。
迷っていることがある。退院=老々介護(父が介護)=二人とも共倒れ の心配。
それなら今から特養ホームに予約しておこうか? ということだが、特養は認知症が前提のようだ。
結局、流れに任せるしかないのだな。~~~これが今の結論。