それなりの ノタリ

地域活動がそれなりにやることがあって、かと言って、多忙というほどでもなく、ノタリの生活。

ふるさと新潟からの贈りもの

2017年11月08日 | 再開(雑記)

私の生まれ育ち(高校3年生まで)は新潟県新潟市です。

ふるさとから離れ、「札幌人」となって50年が経ちました。

家内と話しているときなど、新潟弁が出ないことはないのですが、方言が出ることはなくて、「札幌語」とは違うイントネーションが出ることはあるのです。

それほど長い間、言葉というものは身に染み付いているのだと感じます。

 

今日は、この時期、毎年送ってくれるふるさとの友人から、例年と同じように、同じ時期に、今年の新潟県産の新米が届きました。

去年までは南魚沼の特別な集団が作るコシヒカリだったのですが、今年はなんと新之助という銘柄でした。

携帯から午後3時過ぎにお礼を述べたのですが、なんでも木遣の会の納会のため、いま越後湯沢のホテルで酒宴の最中。

こっちはシラフ。話がお互い、一方通行になってしまったのは致し方ないかな。

ところでこの新之助。どんな米なんでしょう。

昨日だったか、テレビで今年から減反政策が廃止となって、自由に米が作れる環境になった。

米には3種類があって、飼料米というのには多額の補助金が出て、農家にとっては採算がいいが、業務用米は厳しくて値上がりしている、肝心の食用米は自由化のお陰で各地・各県が新種を競って出して競走が厳しい。

今年は全国で41種の新ブランド米が登録されて、そのほとんどがブランド米という高級品種で値段が高いということらしい。

そういう環境の中、新潟が永年にわたって王者を誇ってきたコシヒカリも、猛暑に弱い、刈り取り時期に雨が降ると倒れやすい、新潟県内では作付面積の7割をコシヒカリが占めて何かあったとき、大問題になりかねない等々、問題が山積していて、もう一段上の品種が必要とのことから、ここ20年に渡って改良を重ね、この新之助に至ったとのことだ。

去年、試験栽培して、今年初めて市場に出ることになったが、生産量はたったの500t。ホントに貴重な米ということでしょう。

味は北海道のゆめぴりかには及ばないそうだし、元々、ゆめぴりかは魚沼産コシヒカリを抜いて日本一の評価を受けていたので、私ども北海道に住む人にとっては、あまり関係のない話なのですが、一応、コシヒカリの後継品種が出たということをお話したいと思いました。

それにしてもコシヒカリというブランドは永年、日本一美味しいお米として評価されてきて、越後以外の地域でも作られてきただけに、反響は如何なものかと思っています。