この週末、オホーツク海に面した町に家内と1泊2日。
息子の「お嫁さんもらい仁義」に参上したのであった。
凍結路面になる時期でもあるし、悩んだ挙句、結局は都市間バスということにした。
北海道での札幌は、日本の東京みたいなものだから、いろいろと交通手段はある。
この地にも飛行場はあるし、JRも走っているはずだった。しかし、よくよく調べてみると、
空港は東京、大阪間のみで、JRもなくなっている。
結局のところ、都市間バスかマイカーの二択だったのだ。
札幌から片道約300kmくらいかな?腰痛持ちのボクとしてはバスしかなかった。
(結果、素晴しく楽チンであったし、腰痛もなぜかまったくない快適旅だった)
同地は冬の流氷観光と、普段は漁業の町である。
過去に2~3度は「通過」したことのある町ではあるが、当然ながら、
新しい親戚が「出現」したとなれば感心の持ちようもまた格段に違うものなのだ。
流氷と言えば、
流氷科学館というのがあって、常時マイナス20度の厳寒を体験できるようになっている。
ロシアのアムール川が原点とされる流氷には、可愛いクリオネが一緒に流されてくる。
凍っていると(写真)可愛らしさが違うけど、10月としてはマイナス20度はやはり寒くて震え上がる思いであった。
流氷が押し寄せて港や沿海を埋め尽くす春~~と言っても
1月下旬から3月初旬までなのだろうが~~流氷を観光資源にしようと、
ガリンコ号という砕氷船が活躍している。
流氷の時期以外はこうして港に係留されているだけなのだろうかと思ったら、
釣り船としても使われているらしい。
釣り客には高いんだべなぁ。
北海道の沿岸部の町は古くから開けた町が多い。
和人(シャモ)は義経の時代以前から蝦夷に移り住んでいたと言われる。
お嫁さん候補のおばあちゃんも、この近辺の生まれ育ちの86歳。
ずぅ~っと漁業者としてやってきた。つい最近まで水産加工業を営んでいたとのことだ。
多分、過疎地だと思う。人口が減ってきている中、飲み屋さん街が残存している。
漁業の町に飲み屋さん街は付き物だが、それにしてもなぁ。
そう言えば、会食はススキノでは味わえない美味さと質と量でもあった。
ここに住む人たちの特権だろう。