『納棺夫日記』を読んだ。
本の帯びに、「本木雅弘さんが、この「納棺夫日記」に感動して、
映画「おくりびと」が誕生しました。」とある。
また、『掌に受ければ瞬く間に水になってしまうみぞれ。日本海の鉛色
の空から、そのみぞれが降るなか著者は死者を棺に納める仕事を続けて
きた。一見、顔をそむけたくなる風景に対峙しながら、著者は宮沢
賢治や親鸞に導かれるかのように「光」を見出す。「生と死を考えるため
に読み継がれてほしい一冊』と解説にある。
正直なところ、かなり難解の部分もあり、やや手こずったが改めて、
知らされることもあり、最近の本としては読み応えあるものであった。
映画もみていたので、生々しい現場間隔を確認したこともいい。
親子であろうと、仲のいい家族であろうと、病気になったり、
他界するようなときは、その人個人の問題であって、
「他人」には関係ないのだと、知らされた。