それなりの ノタリ

地域活動がそれなりにやることがあって、かと言って、多忙というほどでもなく、ノタリの生活。

【トップの決断】 北の経営者たち~~北海道新聞社

2012年07月30日 | 再開(読書)

ボクは北海道の地銀に30数年間勤務していたことから、当然、地元企業のことや経営者に
大いに興味がある。 そうかと言って、リタイアして何年も経つと、実際の企業社会、
経済活動、経営者の資質などに直接に触れることがなくなると並行して、
そうした興味も薄れてきている。

しかし、男から仕事を取ると抜け殻しか残らないとか言われないためにも、
せめて本で最近の道内企業の活躍ぶりを知って、頭の補充をすることは必要だ。

そこで読んだのが地元新聞社がこの5月に発刊したこの本

書評には「北海道の主要企業のトップが、会社のターニングポイントに下した決断を通して、
その人物像に迫る。生き残りを懸けた経営者のあるべき姿が見えてきます」とある。

本書では60社60人の経営トップを取り上げている。
会社規模の大小を問わずに、全国的に知られていると思われる企業を下記に。

・アインファーマシーズ == ドラッグストア
・ニトリ ========  家具販売
・セイコーマート ====   コンビニエンスストア
・ツルハ =======   調剤薬局・ドラッグストア
・石屋製菓 ======  洋菓子製造 (白い恋人など)
・西山製麺 ======   麺類製造 (縮れラーメン)
・雪印メグミルク ====  乳製品製造
・六花亭製菓 =====   洋菓子製造
・ジャックス ======   クレジット 信販


北海道の多くの企業は、卸小売業・食品製造業・土木建築業が多く、
ホントの意味での2次産業である製造業が育っていない。  その歴史が
開拓を中心に進められ、「お上」から下されるインフラ整備(開拓予算)が
重要であったことに起因する。
したがって、本書でも必然とそうした企業の紹介が多くなっている。

自分自身、この60社60人の経営者のうち、当時、3分の1くらいの人たちと
面識・親交があったが、本に書かれている人となりや「トップの決断」の中身などは
ちょっとボクのイメージと違うなぁと思う人もいた。

この種の本は、どうしてもそうならざるを得ないのかも知れない。
提灯的書き方になってしまうのだろう。
残念なことだが仕方ないのかも知れない。

 


ラベンダーまつり

2012年07月28日 | 再開(地域と地域活動)

つい先日のこと、東海大学・札幌キャンパスを会場に【ラベンダーまつり】が開催された。
天気は薄曇りと、やや寂しかったが、大学の入口近くのなだらかな丘陵に
3,600株のラベンダーが咲いている。 満開にはもう少しといったところか。

このラベンダー、昭和15年に日本で初めて香料(香油)として、
ここ南沢(みなみさわ)地区の16haの畑で商業栽培が行われた地区として知られている。
その後、戦時中は食糧生産増強のため、転作を余儀なくされたが、戦後に復活。 
しかし外国、特にソ連からの格安の合成香料が輸入されたため、
昭和47年ころに30年間にわたる香油生産を終了した。

この地区では、東海大学が中心になって、南沢地区町内会連合会とその関連組織である
南沢まちづくり協議会などが一緒になって、このまつりを盛り立てている。

南沢地区は約6,000戸の世帯のほとんどが戸建住宅で、
高層のマンションや商店街は皆無。 純粋な新興の住宅街である。
その戸建の家々の庭では、多がラベンダーを植えており、今、この地区を
車で走ると、街並み、街の景観がラベンダーで統一されていて、整然としてキレイだ。

我が家から大学キャンパスまで、車で5分ほどと近いこともあって、
まつり見物に行ってみたわけだ。

先日買った家内のショルダーバッグ用に、連合町内会女性部による手造りの
【香り袋(ポプリ pot-pourri )】を買ってきた。

7月20日ころまでの札幌は「涼しい」の一言。 
真夏日は3日しかなく、乾燥しているので暑さを感じない。
まだ時期が早かったのだろう、肝心の『香り』を楽しめなかったのは残念なことだった。

 


64歳という年齢は?

2012年07月26日 | 再開(雑記)

先日ボクは64歳の誕生日を迎えた。なんの感動もときめきもないが、
あと1年経つと『公認の老人』となる。

来年からは国の年金も満額支給されることになる。
少しは生活も楽になるのかな? そうなると社会保障と税の一体改革の行方が
気にかかる。 特に支持しているわけでもないが「国民の生活が第一」ってのも
肯けないわけでもない。 まぁ、政治家・政党にとっては当たり前のことなんだけど。。。

関東に住む娘から誕生日プレゼントが送られてきた。
なぜか①足裏が火照るときのクールパッド ②ふきのとう味噌 秩父産 ③アウトドア用の
ボディ・スプレーだ。 ボクの64歳の誕生日とどういう関係があるのかな? 
折角贈ってくれたのに、なぜかと訊くのも憚るので訊いてない。

とりあえず携帯でお礼を言って、お返しというわけでもないが、
娘の誕生日も近いことだし、冷凍ものだが「北海しまえび」を送った。

夕ご飯は五目ちらしで、お腹が落ち着いたところでケーキ。
なにしろ夫婦二人のこと、一番小さなケーキでも半分しか食べられない。
残りは明日のお楽しみだ。

家内はこのほかに、近所のAEON(イオン)でポロシャツとT シャツを買ってくれた。
この歳になっての誕生日や誕生日祝いというのは、どうも気恥ずかしいものだ。

 


三井アウトレットモール

2012年07月24日 | 再開(雑記)

来月に入ってしばらくすると家内の誕生日だ。 ここ1~2年は花束で済ませてきた。
そんなこともあって、今年は本人の希望もあって【ショルダーバッグ】を贈ることで「合意」。

ネット通販で調べたが、やはり身に着けるものは実物を見てからでないと。
ということで、中心部のデパートでも行ってみようかと思ったが、家内が
「アウトレットの方が専門店も多いし安いのでは?」と言うので、北広島にある
三井アウトレットに行くことにした。 車で30分。


買ったのは、このショルダー  正規の価格は5万円弱だそうだが6割引きで買えた

その後、自分のために半ズボンのジーンズ、T シャツ、家内と孫のT シャツなどを
格安の値段で買って、昼食はフードコートで。


ボクは「けやき」の味噌ラーメン800円、家内は本場帯広本店の「ぶたはげ」の豚丼760円。
「けやき」の味噌ラーメンは今どき珍しく、挽き肉がたっぷり入っていて、旨かった。

ところでアウトレットは今、全国で新しい小売業態として、急速に店舗が拡大している。
洋服を中心として、ブランド品はもちろん、有名メーカー品や
有名専門店の商品が安く手に入るからだ。

だからディスカウント店とは違い、いいものを割安で提供するので、
若い人たちや中堅富裕層でも買い物の充実感、購入した商品への満足感などが
損なわれることがほとんどない。 しかも、その満足感はリピートを促す。

一昔前のアウトレットは ① 理由(わけ)あり品 ② 季節外れ商品 ③ 去年以前の商品
というのが常識だった。 ところがアウトレット品に人気が殺到するものだから、
もともと少ない在庫が底を打つこと暫しで、売るものが枯渇するという事態に。

このためアウトレット専用に商品を作らざるを得なくなった。
同じものが百貨店では正規の高い価格で展示販売され、アウトレットでは
割安価格で提供されることになった。 そうなるとますますアウトレットの人気が
高まり、店舗も増えていく。  この業態は、バブル崩壊後の景気低迷と給与水準の
低下が産み出した自然発生現象なのだと思う。

そんなこんなで、今日はまた充実した一日を過ごせた。

 


【共喰い】~~田中 慎弥

2012年07月22日 | 再開(読書)

先日、24年度上半期の芥川賞、直木賞の受賞者発表があったばかりだが、
今回は、平成23年度下半期の芥川龍之介賞を受賞した作品。
この単行本は今年の1月末に発刊になったが、もともとは去年の10月に
【すばる】という月刊誌で発表されたものだそうだ。

作者の田中 慎弥の略歴には以下の通りの説明がある。

昭和47年山口県生まれ。2005年新潮新人賞、2008年川端康成文学賞、
同年に三島由紀夫賞を受賞している。39歳だが、32歳の頃から頭角を
現している人のようだ。 でもボクは、この作家を知らなかった。
去年の芥川賞受賞のインタビューで「変な人だなぁ」と感じたくらいか。

 
どこか分からないが、山口県(だろう)の、とある田舎の猟師町が舞台のようだ。
タイトルの【共喰い】という言葉は一度も小説に出てこない。
なんとなくその雰囲気は漂っているが、誰と誰、何と何が共喰いなのか。。。

薄手の小説なので、感動も思索も感じないうちに終わってしまう。
もっと長編にして、作家の意図する構図をはっきり訴えた方が良いのでは、と思う。
それとも、ボクが歳のせいで、感受性まで枯渇するようになったんだろうか?
それじゃ本も読めないでしょ。楽しみが減る一方になる。怖い怖い!


風景描写はなるほどと思うが、芥川賞は一般に純文学と言われる。
しかし、登場人物の生き様はドロドロしていて、腐った魚の臭いまで漂ってくるように感じる。
グロテスクなイメージで、あまりいい気分になれない作品だった。

 それより、この単行本には【第三紀層の魚】という短編も収められている。
舞台はたぶん、関門海峡に面した下関市で、主人公は健気で釣りの好きな
小学生高学年の男の子。

曽祖父、祖母、母に対する優しさなどが描かれるが、
こっちの方が芥川賞に相応しいのではないかと思うほどに、純粋な気持ちが
伝わってくる作品だ。コチという名の魚、チヌ(クロダイ)という名の魚が周囲に登場
する話だ。印象に残るいい話であった。

 


このところのガソリン価格

2012年07月20日 | 再開(雑記)

一時、結構下がったガソリン価格。 それが今、ここへ来て、またぞろ上がり始めた。

ボクはSSでのガソリン含む各種の料金、プロバイダ料金、JAF年会費、amazonの
利用料金の4種の支払いに限って、クレジットカードで自動引き落とししている。

このレシートは先週の14日(土)に、いつも入れているSSでのレシートだ。
ここのスタンドの会員になっているので、赤文字下の欄に値引き7円とある。
したがって、この日は正規の@価格は138円だったということだ。

さらにクレジット会社からの請求時に価格は、さらに2円値引きされて引き落としになるので、
131円が129円となる。@129円/㍑が最終価格になる。
したがって、正規価格より合計9円の値引きになる。
1回に40㍑入れたとして360円が得になる勘定だ。 結構いい単価だろうと思う。

石油類の価格は上がり下がりが頻繁で、。
下がるときは問題ないが、冬に上がるときは、特に灯油代が上がるのは
懐に打撃を与える。去年の冬は雪は少なかったが寒かった。

灯油代が高止まりしていたので、家計の痛手は大きかった。
雪が少なかったので、灯油を大量消費するロードヒーティングは
使わずに「人力除雪」+「排雪業者との契約」で済んだ。

この冬も少雪であることを期待したい。

 


花菖蒲園へ~~月寒の八紘学園

2012年07月18日 | 再開(雑記)

朝から快晴で湿度40%。 月寒(ツキサップ)にある広大な学園敷地の中にある2haの土地に、
学校法人 八紘学園 北海道農業専門学校の生徒が育てている花菖蒲が満開となったと、
地元新聞で知り、家内と車で見物に出かけることにした。
10年以上前になるが、父母が元気な頃、連れてきたことがあった。


花菖蒲園専用テントに所有者の名称が書かれている

我が家から車で25分ほどの距離で、駐車場も完備。平日なので込み合うこともなく快適だ。


450種 10万株が咲き誇る




















ラベンダー畑もある


学園内の遊歩道

ボクは札幌に住んで45年以上になるが、この学園が経営しているジンギスカン・クラブ
若い頃から何度も利用しているものの、花菖蒲園は今日が2度目。
この大規模な農園にはいつも圧倒される思いである。来年もまた来てみたいものだ。

 


【聖女の救済】~~東野 圭吾

2012年07月16日 | 再開(読書)

ちょっと厚めの本のため、時間がかかったが、今日読了。
どうも去年あたりから、東野 圭吾の作品を読むことが多くなったような気がする。
一世を風靡する東野 圭吾。去年読んだ中では【プラチナデータ】が良かったように思う。

IT関連の会社を経営する資産家の男が、自宅で毒殺されることから話は始まる。
その毒物は和歌山カレー事件で使われたヒ素(酸化ヒ素Ⅲ)。

どこから誰がどうやって入手したのか、男はコーヒーに仕込まれたヒ素中毒で死んだ。
コーヒーの水には、健康志向が強い男らしく、ミネラル・ウォーターしか使わない男。

この男は美人で才覚のある妻がいるのに、不倫をしていて相手の女性は妊娠2ヶ月。
常識的には最も強い動機があると考えられる正式の妻だが、鉄壁のアリバイがある。

どうやって誰がいつ、コーヒーにヒ素を混入させたかという一点が、
このミステリーの中心軸として、話は展開する。 

正式の妻が、毒殺された夫に、1年間も台所の浄水器に手を触れさせないばかりか、
誰一人として使わないように振舞った、というのは、この小説に出てくる言葉だが、
虚数解(=理論的にはあり得るが、現実には到底、あり得ないようなこと)という
言葉が現実となる、というのが小説の便利なところだ。 

しかし読んでる自分としては、あまりの飛躍。「そんなバカなぁ~~」と思うだけで、
東野 圭吾にしてはこの小説、お粗末な感じがして、この作家の作品はこれ以上、
読みたいと思わなくなった。いくら推理小説だとは言え無理が多過ぎる。 
ちょっと期待はずれだったかなぁ。


ところで今日、去年読んだ本のうち、もう今後読み直すことはないだろうと
思われる本を選んで、地区センターの図書室に寄贈して大変喜ばれた。

【1Q84】【親鸞】【プラチナ・データ】【夜行観覧車】【天地明察】【もしドラ】などなど20冊くらいか。
寄贈した本は、もともと図書館にあるものもあるが、人気が高いらしくて、いつも貸し出し中。
戻って来ないのだそうだ。パソコン検索すると蔵書になってるのに、貸出し希望が多く、
なかなか希望者全員に行き渡らない。ベストセラーの本を選んで買って、読んだからなので。。。
そういうことで少しでも地域に貢献できて良かった。

 また次男坊が、昨日の日曜日に道南の椴法華(トドホッケ)という村で開催された、
全道サーフィン大会のロングサーフ(9ft以上)部門で優勝したとのこと。
零下10℃とか15℃の真冬でも、週末には海に出かけている人なので、分からないでもないが。

 

 


じん麻疹に罹患と判明

2012年07月14日 | 再開(健康)

半月ほど前から、両足の膝から足の甲まで、両腕の肘から手の甲まで、肩、背中、胸、
首回り等のほぼ全身に近いのだが痒い。朝や日中は痒くないのだが 
夜になると決まって痒くなる。 痒いものだから掻く。

すると痛くなる箇所も出てきていた。痛痒いという症状。
以前、同じような症状が出たことがあって、モール温泉に入ると、たちまちにして
治癒したことがあったので、今回も2度、モール泉に行ったのだった。

しかし、その日は良くても、翌日には効能が半減していた。
このため、今日は仕方なく皮膚科に行った。

診断は「アレルギー性じん麻疹」  エッ、エ~~~!?
ボクはアレルギー体質ではないし、薬アレルギーも起こしたことはないのに。。。。

飲み薬と塗り薬を1週間分だけ、もらって帰宅。
夜になっても、それほど症状がでない。1週間で完治してほしいものだ。

加齢とともに、信じられないような変調をきたすものなんだなぁ。
食べものに気を付けて、適度な運動、規則正しい生活を心がけないとね。

 


えにわ温泉 & 旧 島松駅逓所

2012年07月12日 | 再開(温泉)

昨日は天気も爽やかで、しばらく父91歳を温泉に連れて行ってないので、
先週リニューアル・オープンしたばかりのえにわ温泉に家内と3人で行くことにした。

父は歩くのがやっとだが、短距離で慎重に歩けば杖もつかずに頑張っている。
母の病院も往きだけ車で送ってあげれば、帰りはバスに乗って帰宅できている。

普段の買い物は週に1回、スーパーに付き合うことにして、大量で重くなるが、
ボクがマンションの部屋まで付き添って運んでいるので、今のところ特に問題はない。

そんなこんなで、午前11時に父宅前を出発。
車でちょうど1時間、12時到着。 入浴後、お食事処で昼食。


リニューアル前は「えにわの湯」だったが、経営が変わって「えにわ温泉 ほのか」となった。


リニューアルしたばかりなのに、ガラ空き 大丈夫かな?


小さな蓮の池があって、チラホラと花も見えた


ボクは海鮮丼980円  安い値段で、味は値段並みか?

この温泉は本物のモール泉と強塩泉の2つの泉種の風呂がある。
どちらも皮膚病に良いとされているので、このところの痛痒さの「治療」も兼ねての温泉行。
今のところ、痛痒さは治まっている。 効果は前々日の「森のゆ」以上のはずで、
「森のゆ」では翌日になると効果が半減した。湯治でもしなきゃダメなのかなぁ?

えにわ(恵庭市)は、国道で行くと北広島市の次の町で、千歳市の手前に位置する。
その北広島と恵庭の境界辺りに旧 島松駅逓所(明治6年建築)がある。


この家は、北海道で初めて稲作用の赤毛種を開発した中山 久蔵という人の居宅兼駅逓所
(=馬を20頭ほど飼育して、ここで交換する場所で宿泊所も兼ねる。
北海道にだけあったもので、
一時は道内に600箇所を超えたが、
昭和22年に全廃となった)であった。


その敷地内にも蓮池がある 奥に赤毛種の田圃が種の保存として作付けされている
地元の小学校の生徒が苗作り、田植え、収穫までやっているとのことだ


明治14年に明治天皇が札幌に行啓された時、函館までの帰路にここで昼食を摂られる
ことになり、この2部屋を当時のお金で1,300円もかけて中山 久蔵が増築した部屋。


畳のヘリだが、この模様は今では京都御所とここだけしか残っていないそうだ
当時の天皇は現人神だったので、この部屋は「神の部屋」  前に賽銭箱を置いて参拝していた

ここはまた、明治10年にクラーク博士がアメリカに帰国する時、送りに来た学生たちに
Boys, be ambitious!! と言った場所としても知られている。その石碑も建立されている。
国指定の史跡ともされている。

父も家内もここへ来るのは初めてということで、北広島市の教育委員会が管理、
運営していて、その説明を受けたのだが、「ヘェーっ!」の連続で、大変に勉強になった。

昨日もまた、いい一日であった。

 


森のゆ

2012年07月10日 | 再開(温泉)

今日は特に予定がなくて、いつもなら夕方に行く温泉だが、
昼食を兼ねて、家内と二人で出かけることにした。

この「森のゆ」は我が家から距離にして20km弱、車で40分。 
札幌の隣町の北広島市にあって、
国道274号線に面し、札幌日大高校の斜め向かいにある温泉だ。

泉質はナトリウム-炭酸水素塩・塩化物泉(低張性アルカリ性温泉)、色は真っ黒で、モール系だ。
でも恵庭方面の温泉と違って、モールがそれほど濃くないので、タオルを入れても
黒くはならない。 源泉100%で効能には書いてないが、皮膚疾患にも良い。


正面玄関


入口に温泉が飲めるようになっている
塩泉ではあるが、しょっぱくはない


マッサージもあるが、手軽にモミモミもできる


敷地内にパークゴルフ場もあって高齢者が楽しめる


ボクは中華丼


家内はオムライス

入浴料はレストランでの食事代を含めて@1,200円。入浴だけなら600円。
食事は850円分ということで、実質の入浴料は350円。
レストラン外の森の雰囲気のところにジンギスカンなど焼き肉もある。
その場合、食べ放題+入浴料=2,000円だ。

このところ何故か、両足の膝から下と背中、両腕のひじから手の甲まで辺りが
夜になると痛痒い。 皮膚の異常なのだろうが、モール系温泉に入ると治まることが
ある。  やはり1回の入浴で8割がた、痛痒さは和らいだ。 効能は抜群。
出来れば早めに7月3日リニューアルしたばかりの恵庭温泉にも行きたい。

(午前10時半自宅発~~午後2時10分自宅着)

気持ちのいい一日であった。

 


フリーマーケット

2012年07月09日 | 再開(地域と地域活動)

近所では、ここ新聞販売所の駐車場やJA支店の広場、地区センター、もいわ夏まつりなどで
フリーマーケットが盛んに開催されている。

今朝は新聞販売店で。 午前10時か午後1時まで。焼き鳥やビールなども
売られて、人出は多い。 暇つぶしがてらプラリと行ってみる。

以前は手作りの石鹸など、珍しいものがあった頃もあったが、
特にこれといったものもなく、買いたいと思うものがない。

今回は服が多いようだが、男性ものはほとんどないし、服ではたいして興味もない。
仕方なく無料配布の北海道日本ハム・ファイターズの小さなウチワをもらうだけだった。

このウチワは日帰り温泉に必携のもの。
毎年デザインも変わるのでもらうことにしている。

フリマが盛んになった理由を考えてみた。やはり経済に起因するんだろうなぁ。
バブル崩壊から20年ほどが経過したんだけど、途中、リーマンショックなんかの
追い撃ちもあって、景気はいつになっても浮揚しない、働く人の給料は下がる一方、
大学を出ても働く場がない、生活困窮者は増えるのみ。

さらに去年の3.11~~政府の無策と政治の混迷。
増税の一方で、収入の減少。先行き不安ばかり。

せめて家の中にある、不用品なんかを売りに出して、僅かでも収入を得ようという人と
新品でなくても安ければ、掘り出し物でもないかなと買いたい人がマッチング。

そういうことなんでしょうねぇ。
ボク等の世代の老後は何とかなりそうだけど、次世代の人たちのことが心配で
仕方がないのはボクだけではないでしょうね。

 


甥っ子の結婚式

2012年07月08日 | 再開(雑記)

今日の午後、家内の方の甥っ子の結婚式が中心部のホテルであった。
新郎39歳、新婦27歳と一回りも離れている。

馴れ初めは、去年の夏、羊蹄山の山小屋での出会いだそうだ。新婦は山ガール。
新郎はもともとスポーツマンでガッチリした筋肉質の体なので、ゴルフ、ラグビーなど
何でもこなす。 

北大工学部の大学院卒、大手のコンピュータ関連会社に勤務する。イケメンで、
如何にも男らしい男である。38歳になるまで未婚だったことが信じられないほどだ。

今日のテレビ Mr.サンデーでやっていた。
この数年、20歳代の女性の4割だったかは10歳以上も年上の男性と結婚したいという
願望が強いらしい。 理由は収入の安定感だそうだ。

この二人がそうだとは言わない。
とにかく、家内を含めて3人兄弟で、子は6人(うち3人が我が家)いるが、
最年長の新郎だった。独身主義なのかとも思っていたが、これで、
目出度し目出度しでホッとした。


ここが挙式場になった

北海道の結婚式は「会費制」が一般的。15,000円の会費なので手軽に出席できる。
(親族は別にご祝儀を包むが)

今日の出席者は約200人。 過去には多少の縁さえあれば誰でも呼んだので、
400人なんて式もあったが、最近は親しい人だけを呼ぶ傾向に変わってきている。
それでも200人というのは多くて、ホテルの会場はギッシリだった。

昔はなかったが、今は披露宴が終わったら、新郎・新婦の主催で二次会が催される。
披露宴に出席した人なら誰でも参加してよいことになっている。

原則として親族は出席しない。友人や職場の同僚などが中心となる。
今回は人数が多いと予想され、同じホテルでは会場の確保が出来ず、
別のホテルにバスで送っていた。

それにしても良かった良かった。

  


北海道大学 付属 植物園

2012年07月07日 | 再開(雑記)

北大植物園は北海道庁の西隣りにある。 大通公園から徒歩で7~8分といった街中にある。
JR札幌駅からも10分程度の、ビルが建ち並ぶ都心の中心部に位置している。

北大キャンパスとは別の場所にあり、広さが13haほど、急いで見て回っても1時間はかかる。
天気も爽やかで、何年ぶりかで行ってみることにした。 学生時代は北大と植物園の
中間辺りに下宿していたので、散歩がてらよく来たものだった。学生証を提示すると
入園料は無料だったが、一般人は400円かかる。

正門近くに適当な駐車場が少なく、路上のコイン・パーキングで1時間300円を
支払って駐車してから入園する。

ゆっくり見学したい場合は、ちょっと離れたちゃんとした駐車場に駐車するしかない。
その点がここの不便なところだ。


今はこんな看板が正門に掲げられているが、市民は皆、北大植物園としか呼ばない。

明治19年に正式開園となった歴史ある植物園であるだけではない。
Boys, be  ambitious  !! で有名なクラーク博士が提唱し、明治9年に原型が
開拓史によって作られた植物園。 原始の森林が当時と変わらない姿で残っている。

4,000種類の植物が育成されていて、このほかに博物館などがある。
この辺りは豊平川の扇状地だったため、泉があちこちから湧き出ていたという。
今も池や湿地帯は至るところにあるが、地下水をポンプアップしているらしい。


初代園長の宮部 金吾記念館
館の入口には米国から持ち込んだ、日本最古のライラック(リラ)の木がある


これが博物館(国指定の重要文化財 明治15年築)群の一つになっている



博物館の中には、樺太犬のタロの剥製がある
昭和31年に日本の第1回観測隊が南極に残して戻ったが、3年後、また行ってみたら
タロとジロが生存していたという美談の主だ
その後、ジロは昭和基地で死亡したが、タロの方は帰国して老衰で亡くなるまで、
この博物館で飼育され、今はこうして剥製となって展示されている。

小学生の頃、この映画を観て涙したことを覚えている。
このほかに乱獲で絶滅させられたエゾオオカミの剥製もあった。


園内は、こうした鬱蒼とした広葉樹林が多い
このような広場(=ローン)も数箇所にある

北大のシンボルマークはオオバナノエンレイソウなのだが、代表的な樹木は
ハルニレ(=エルム)で、ハルニレは大木が多い。
だから北大は「エルムの学園」とも呼ばれる。

このほか高山植物園(トムラウシ山8合目を模した)、北方民族(アイヌ、ウィルタ、ニブヒなど)
資料館、温室、ライラック並木、バラ園、草本分科園、北方民族植物標本園などの
施設があって、教育&研究の場となっている。


当時の姿を残す建物群(重要文化財)





とにかく1時間のパーキング。
さ、さ~~っと回って出ることにしたが、園内の地理感はあるので、効率的に見て回れた。

ただ、実は今日は絶滅危惧種に指定されている礼文(れぶん)島にしか咲かない
レブンアツモリソウが開花しているとのこと、これを見るのが
大きな目的だったが、先週に終わってしまったとのこと。

残念ながら、来年の課題にしよう。

 


ヒグマ出没

2012年07月05日 | 再開(読書)

先日の朝7時40分頃、札幌市南区石山の小学校の通学路にヒグマがウロウロしていた。
登校中の小学生が目撃し、警察などが出動して、大騒ぎになった。

一般的にヒグマが住宅街に出てくるのは秋が多いのだが、今年はどうしたことか、
こんな時季にも出てくるようになった。危なくてかなわない。

昭和35年に十勝岳が噴火して、全道に降灰があった翌年は、餌が山になく、
ヒグマが人里に多く出没、自衛隊が出動して駆除したことがあると聞く。

その年の駆除数が800頭だったとのことだが、その後は減少し、2002年に道庁が
春クマ駆除を禁止して以来でも400頭ほどだったのが、去年・一昨年は800頭に迫って
いるとのことだ。 なぜ今、こんなに排除数が増加するのか?

それに答える冊子が、当連町の隣りの南沢連町の関連団体である南沢まちづくり
協議会から【ヒグマと人との出会い】というタイトルで昨日、発刊された。

日本国土の22%の面積を持つ北海道。
ここに550万人のヒトと3~4千頭のヒグマがひしめいている。

人口密度はともかく「ヒグマ密度」は、北米やシベリア、樺太、アリューシャン等に
棲むヒグマ類の密度に比べると、密集地と言っていいほど、世界一高いそうだ。

それなら積極的に駆除すればいいのだが、ヒグマに限ってはヒトとの共存共生を
目指すというのが、国や道の基本的方針らしい。

しかし、ここ2年の出没は異常だと思う。ボクが関与している神社の境内にも去年秋、
出ているし、近所の市街地でも糞が見つかっている。

ヒグマの出没は秋で、夕方、夜、朝だけという昔の認識は当たらなくなっている。
昼も夜も朝も出てくるようになってきている。

ヒグマの人的被害の4割が突然の遭遇、手負いによるハンター被害が4割で、
ヒグマが興奮して襲われたというのは2%に過ぎないそうだが、
街中で急に遭遇したら大声を上げて逃げる、というのが当然のヒトの行動になるだろう。
静かに立ち止まり、睨みつけることが望ましいと言われるが、非現実的だ。

「新世代クマ」と呼ばれる、ヒトを怖がらないヒグマが増えている。
春クマの駆除禁止、エゾシカなら撃つがヒグマは恐れるハンターの増加、
猟友会メンバーの高齢化などが「新世代クマ」を増やしている原因らしい。
よく言われるドングリの不作が原因ではないのだ。

以前は藻岩山などには絶対、ヒグマはいないというのが常識だった。
今はその常識が通用しない。藻岩山を登るにも、クマ避(よ)け鈴がいるなんて信じられない。

コンポストは絶対に使用しない、ゴミ出しは朝8時を厳守。
日常生活で普通の市民ができることは、このくらいなのだ。

ボクは山で出会ったこともあるし、クマ避けスプレー(1万円もする)も持っていた。
ヒグマは駆除すべきで、共存共生には反対である。

札幌市は今年度、ヒグマ専門家2名を配置して、新しい課ができたそうだ。
従来は生活安全課が担当だった。そんなんで、解決できるのだろうか? 疑問だ。