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楡 周平/青狼記

2007年11月15日 | ○○な話
楡 周平 著 青狼記を紹介します。

  

天行大陸に五国あり。

その大陸では微妙な力関係で5つの国の均衡が保たれていた。

楽天は一番の小国である。

その楽天に最大国・奉金より盟約を結びたいとの申し入れがあった。

条件は互いの軍師を人質として交換する事

しかし、その裏には各々の国家の王、そして重鎮たちの思惑が渦巻いていた。

楽天の軍師・荘忠英の息子の趙浚(ちょうしゅん)は、
父親が奉金に差し出されてから、その波瀾の人生が幕を開ける。

奉金から楽天に人質としてやってきた、
軍師・楊春申(しゅんしん)

趙浚は、彼に敬服し、師とあおぐことに─。

だが、それを快く思わない楽天の文官・覇先は、思いもかけない陰謀を企んでいた。

いわれなき罪を着せられ、流罪となった趙浚だが、師・春申のおかげで赦免される時がやってきた。

しかしそれも特命を無事果たしてのちのこと。

ふたたび国のために命を賭することを誓う趙浚だが、またしても陰謀に巻き込まれる事になる。

趙浚の生きる目的は、国の為か、友情か、愛か……。

親子愛・師弟愛・友情・大切な人への思いなどがきれいに、力強く描かれていています。

困難に立ち向かいながらも、常に真摯に生きるようとする若者を描き、『三国志』『宮本武蔵』に肉迫する感動巨編!!

コメント
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