誉田哲也 著 「感染遊戯」を読みました。
捜査一課殺人犯捜査係のガンテツこと勝俣健作が手がけた、製薬会社サラリーマンの殺人事件。
息子の起こした殺人事件によって刑事の職を追われる直前、倉田修二がかかわることになった、二人の男女を襲った路上殺傷事件。
姫川玲子班解体直前、殺人犯捜査第十係に所属していた葉山則之が担当した、世田谷の老人同士の小競り合い。
事件の規模も様相もさまざまだが、共通している点が、ひとつあった。
それは、被害者の個人情報を、犯人は何らかの手段で手に入れているらしきこと。
事件の背後には何があるのか!?―。
ストロベリーナイトシリーズに登場する刑事たちが集結します。
その中心となる人物がシリーズの名脇役で姫川の宿敵の “ガンテツ”です。
一見粗野に思える“ガンテツ”ですが、これがしぶとい!
ストーリーの方は別々に思えた事件が、調べていくうちに実はどこかでつながっている・・・。
果たして、その理由とは・・・。
ラストで全てが明らかになります。
成る程! それでこの題名か・・・・。
それぞれの刑事のキャラクターが楽しめて、最後にオチもあり、なかなかのスピンオフ作品でした。
この小説の満足度:☆☆☆☆